
グルメとデザインを堪能する13日間の旅行日程
グルメと
革新と創造を愛するオーストラリアの各都市には、デザインスポットやオシャレな軽食店が次々と誕生しています。
旅の概要
外せない体験
- オーストラリア屈指のレストランやカフェで味わい尽くす
- 革新的なデザインと歴史的なランドマークを探索
- アートが主役の画期的なホテルにステイ
1日目:ブリスベン
旅の始まりは、州都ブリスベンから。ブリスベンにあるクールな中心部、フォーティテュード・バレー(Fortitude Valley)から旅は始まります。
ベーカリー・レーンで自分にごほうびを
賑やかなベーカリー・レーンにあるザ・ニュー・ブラック(The New Black)でブランチを楽しみましょう。ザ・ニュー・ブラックは、ブリスベンのブラック・ラブ・コーヒー・カンパニー(Black Lab Coffee Co)のフラッグシップ・ロースターとして、最高級のコーヒーを提供しています。追加メニューをお望みなら、エスプレッソ・ワッフルや、人気のチリ・スクラムをぜひお試しください。
レーンウェイ(裏路地)のショップやスタジオ、バーを探索
街に網目のように広がるレーンウェイ(裏路地)を歩いて、食後の散策を楽しみましょう。ベーカリー・レーン(Bakery Lane)ではインキュベーター・スタジオで創作の空気感に浸りましょう。このスタジオでは、デザイナーたちが滞在して、近隣のバーやレコード店との交流しています。
アート・トレイルを歩く
フォーティテュード・バレーやニュー・ファーム(New Farm)のアート・シーンに浸りましょう。アート・トレイル(Art Trail)では、オーストラリア最古の現代美術館であるインスティテュート・オブ・モダンアート(Institute of Modern Art)も訪れることができます。時間があれば、ブリスベン・グリーターズ(Brisbane Greeters)のツアーに参加して、ストリート壁画とその背後にある物語について理解を深めましょう。
2日目:ブリスベンのニュー・ファーム
フェリーで緑豊かなニュー・ファーム(New Farm)へ移動し、歴史遺産登録の家屋や、地産地消の飲食店、独特のデザイン体験をお楽しみください。
19世紀のニューステッド・ハウスを見学する
1846年に建てられたニューステッド・ハウス(Newstead House)は、ブリスベンに現存する最古のヨーロッパ風住宅。一般公開されているので、どなたでもご覧いただけます。セルフガイド・ツアーで、歴史的な建築を目にし、ブリスベンの植民地時代の社交シーンにまつわる物語を聞きましょう。
歴史遺産の公園でピクニック
リバーサイドの景色、美しいバラ園、広々とした芝生の広場など、ニュー・ファーム・パーク(New Farm Park)にはたくさんの魅力が詰まっています。土曜日に開催されるパワーハウス・ファーマーズ・マーケット(Powerhouse Farmers Markets)で職人技が光る食品を買ってピクニックに出かけたり、ニュー・ファーム・デリ(New Farm Deli)からグルメなアイテムを届けてもらったりすることができます。
ブリスベン・パワーハウスを見て回る
ブリスベン・パワーハウス(Brisbane Powerhouse)を訪れましょう。1920年代の発電所を改装したこの施設では、毎年1,250回以上の公演が開催されています。歴史遺産に登録されたグラフィティやアート作品が展示されているほか、パワーハウス・ストア(Powerhouse Store)には、デザイン重視のユニークなハンドメイド作品がそろっています。
地上を見下ろすレストラン
ブリスベン初の垂直型レストラン、ヴァーティゴ(Vertigo)は、現代的な食事体験を(文字どおり)新たな高みへと引き上げます。ハーネスを装着して、地上4階の高さで縁に座り、アドレナリンが湧き上がるアドベンチャー、洗練された食事、そして最先端のデザインを楽しみましょう。
ストーリー・ブリッジに登る
一日を最高の形で締めくくりましょう。文字どおり非常に高い場所で。ストーリー・ブリッジ・アドベンチャー・クライム(Story Bridge Adventure Climb)では、ハーネスを装着し、この有名な橋を登ってブリスベン最高の景色を一望できます。遠くグラスハウス・マウンテンズ(Glass House Mountains)やモートン・ベイ(Moreton Bay)まで見渡せます。
3日目:ブリスベンのサウスバンク
ブリスベンの芸術発信地区、サウス・バンク(South Bank)でカルチャーを堪能しましょう。
ブリスベンのアート・ギャラリーを巡る
サウスバンクのクイーンズランド・アート・ギャラリー&ギャラリー・オブ・モダン・アート(Queensland Art Gallery and Gallery of Modern Art:略称 QAGOMA)では、19,000点以上の作品を収蔵しており、現代的な芸術作品の数々を見て回れます。お食事はいかがですか?併設のレストラン「GOMA」で、地産地消の素材を使った創作料理をお楽しみください。
サウスバンクの名所を訪れる
人工のストリート・ビーチ(Streets Beach)から、高さ60mの観覧車ホイール・オブ・ブリスベン(Wheel of Brisbane)、フラワーガーデンや魅力的なデザインの公園まで、サウスバンクには豊富な見どころがあり、午後いっぱい楽しむことができます。必見の観光スポットをぜひお楽しみください。
19世紀のアーケードでショッピング
アフタヌーンティーの後はショッピングを楽しみましょう。ブリスベン最大のショッピングエリア、クイーン・ストリート・モール(Queen Street Mall)には、モダンなファッション・ショップやラグジュアリー・ストア、ブティックの間に、美しいデザインの19世紀のアーケードがあります。
4日目:ブリスベンからシドニーへ
ブリスベン(Brisbane)から飛行機で約90分の港町シドニーは、あなたのクリエイティブな感性が開花する街です。
シドニーのおすすめのホテルに泊まる
まず、個性が際立つブティック・ホテル、QTシドニー(QT Sydney)にチェックインしましょう。2棟の歴史的建造物をリノベーションしたホテルには、200室のファンキーなデザイナーズ・ルーム、デイスパ、そしてクリエイティブ・シェフで料理界の巨匠ショーン・コノリーが率いるレストラン、ゴーウィングス(Gowings)があります。
ビクトリア様式のアーケードを探索
シドニーのメイン・ショッピング街、ピット・ストリート(Pitt Street)から少し歩くと、ビクトリア様式のストランド・アーケード(Strand Arcade)があります。レジン製の美しいジュエリーや器を扱うダイナソー・デザインズ(Dinosaur Designs)、ラグジュアリーなファブリックを専門とするジャック + ジャック(Jac+Jack)、レオナ・エドミストン(Leona Edmiston)やスキャンラン・セオドア(Scanlan Theodore)など、オーストラリアを代表するデザイナーズブランドが立ち並んでいます。
パディントンの工芸品をチェック
広く緑豊かな通りが広がる美しい郊外の街パディントン(Paddington)へ足を運び、評価の高いアート・ギャラリーを覗いてみましょう。土曜日には、パディントン・マーケット(Paddington Markets)で、ジュエリーから手作りチョコレートまで、150以上の屋台を見て回ることができます。
ラム蒸溜の技術を知る
サリー・ヒルズの都市型ラム蒸溜所、ブリックス(Brix)で、オリジナル・ブレンドのラムを味わい、創造力をかき立てましょう。ツアーに参加して蒸留技術に触れ、コアレンジ・フライトを試飲して味覚を刺激したり、ラム・スパイシング・クラスで自分だけのラムをブレンドしたりすることができます。
本格的なイタリアン・パスタの作り方を学ぶ
伝統的なパスタ作りのクラスに参加して、料理の腕を試してみましょう。有名なレストランであり、料理学校とオーガニック・パスタ生産を展開しているパスタ・エミリア(Pasta Emilia)によるクラスです。クラスの最後には、作ったパスタを使ったお食事とオーガニックのグラス・ワインを楽しめます。
5日目:シドニー・ハーバー
今日はシドニー・ハーバー(Sydney Harbour)で人気のレストランや印象的な建築を堪能する日。
建築ウォーキング・ツアーに参加
シドニーの建築様式、歴史、魅力的なレーンウェイ(裏路地)が見事に混在するシドニーの街並みを、建築をこよなく愛する地元シドニーの建築家やデザイナーとともに探検しましょう。さまざまなツアーからお選びいただけます。
歴史遺産登録のフレンチ・ビストロでランチ
フェリーに乗って、レリテージ(L'Heritage)で素晴らしいフランス料理を味わいましょう。国立公園とシドニー・ハーバー(Sydney Harbour)に囲まれたこの優雅なデザインのビストロは、1800年代に建てられた歴史遺産登録の建物内にあります。ブイヤベースからエスカルゴまで、伝統的なフランス料理をお楽しみください。
壮大なオペラ・ハウスに驚嘆する
デザイン好きでもそうでなくても、シドニー・オペラハウスには思わず息を呑むでしょう。あの有名な「帆」の中にある名店ベネロング・レストラン(Bennelong restaurant)で食事をし、シドニー・オペラ・ハウス・ツアー(Sydney Opera House Tour)に参加してその歴史を学び、オペラ・バー(Opera Bar)でカクテルを味わいましょう。
先住民のブッシュ・フードを味見
近くの王立植物園(Royal Botanic Gardens)を散策し、アボリジナル・ブッシュ・タッカー・ツアー(Aboriginal Bush Tucker Tour)に参加しましょう。ハーバーサイドの庭園を散策しながら、ブッシュ・フードを採集して調理、試食し、世界最古の生きた文化について学びましょう。
シドニー・ハーバー・ブリッジに登る
シドニーで最も壮大な建築物の一つは、見逃しようがありません。シドニー・ハーバー・ブリッジは遠くからも見ることができますが、頂上に登る体験ほど素晴らしいものはありません。ブリッジ・クライム(BridgeClimb)を実際に体験して、その眺望、歴史、デザインを堪能してください。
6日目:シドニーのマリックビル
ストリート・アートやフード・ストア、国際色豊かなレストランが立ち並ぶマリックビル(Marrickville)は、グルメとデザイン好きにはたまらない場所です。楽しさいっぱいの体験を通じて、この街の魅力を満喫してください。
街のハーバー・エリアを堪能する
タクシーでダーリングハーバー(Darling Harbour)へ行き、ウォーターフロントを散策しながらバランガルー(Barangaroo)へ向かいましょう。まずは魅惑的なチャイニーズ・ガーデン・オブ・フレンドシップ(Chinese Garden of Friendship)を訪れ、次にマリナウィ・コーブ(Marrinawi Cove)で海に足を浸し、最後はミシュランの星を獲得したシェフ、クレア・スマイス(Clare Smyth)が手掛けるオンコア(Oncore)でディナーを楽しみましょう。
シドニーの頂上で乾杯する
夕食後は、バー83(Bar 83)まで歩き、特別なナイトキャップを楽しみましょう。街を見下ろす超高層シドニー・タワー(Sydney Tower)の地上83階にあるレトロな雰囲気のバーでは、息をのむような絶景と大胆な赤と金の内装を楽しめます。
7日目:シドニー中心部とその周辺
シドニーのシティー・センターからホークスベリー・リバー(Hawkesbury River)まで、グルメ、モダンアート、歴史的デザインを巡る旅に出かけましょう。
シドニーのアート・ギャラリーを鑑賞する
ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(Art Gallery of New South Wales)まで少し歩き、アボリジナル・アート作品や、オーストラリアや国際的なアート作品の展覧会を鑑賞しましょう。その後はシドニー現代美術館(Museum of Contemporary Art)へ。ここには、オーストラリア最大の現代アート・コレクションがあります。
世界遺産の囚人宿泊所を訪れる
1819年に起源をもつ世界遺産のハイドパーク・バラックス(Hyde Park Barracks)で、シドニーの流刑地としての歴史を学びましょう。最先端の音声技術と4,000点以上の貴重な収蔵品を通じて、歴史が蘇る没入型展示を体験できます。
水上飛行機で隠れ家的レストランを訪れる
シドニーから水上飛行機でホークスベリー・リバー沿いにあるベロウラ・ウォーターズ・イン(Berowra Waters Inn)へ向かいましょう。1920年代の砂岩造りのティーハウスを改装した建物です。料理、デザイン、ロケーションともに絶品の高級レストランで、6品のデギュスタシオン・メニューを堪能しましょう。ボートまたは飛行機でしか行けない特別なレストランです。
シドニーの象徴を巡る海岸沿いの散策
シドニー・ハーバー(Sydney Harbour)には、美しいビーチや穏やかな入り江が点在しています。豪華な住宅が立ち並ぶハーミテージ・フォアショア・トラック(Hermitage Foreshore Track)で、海岸沿いの至福のひとときをお過ごしください。自分へのごほうびに、ワトソンズ・ベイ・ホテル(Watsons Bay Hotel)でカクテルをお楽しみください。
ポッツポイントの料理と文化を味わう
マクレイ・ストリート(Macleay Street)沿いを歩き、宝石のように美しい建造物、アールデコ様式の住宅、賑やかな飲食店が点在するポッツ・ポイント(Potts Point)区域を散策しましょう。夕食は、遊び心あふれるミズ・ジーズ(Ms.G’s)レストランで、中華、ベトナム、韓国料理をシェアしましょう。
8日目:シドニーからキャンベラへ
シドニーから55分のフライト(3時間のドライブ)で、首都キャンベラに到着します。この街もデザインと無縁ではありません。
電動ボートからランドマークを眺める
ゴーボート(GoBoat)を借りて、レイク・バーリー・グリフィン(Lake Burley Griffin)を進みましょう。ピクニックの用意をして、キャンベラのデザインと建築の名所を湖上から探しましょう。国立図書館(National Library)、オーストラリア国立美術館(National Gallery of Australia)の彫刻庭園、ナショナル・カリヨン(National Carillon)鐘楼をお楽しみください。
ガラス製作の技術を学ぶ
実際にデザインを体験するなら、キングストン(Kingston)にあるキャンベラ・グラスワークス(Canberra Glassworks)を訪れましょう。アートがあふれるギフトショップで買い物を楽しんだり、舞台裏ツアーに参加してオーストラリア屈指のガラスアーティストの制作風景を見学したり、ワークショップで自分の作品を作ったりしましょう。
ブラッドンのビールとブティックを発見する
湖の対岸にあるファッショナブルな街、ブラッドン(Braddon)でショッピングを楽しみましょう。ロンズデール・ストリート(Lonsdale Street)には、ピンク・インク(Pink Ink)やミュッセン(Mussen)などのクリエイティブなショップやブティックが並んでいます。近くの賑やかなブリューパブ(BrewPub)で、ベントスポーク・ブルワリー(BentSpoke Brewery)の風味豊かなビールやシードルを堪能してください。
オボロ・ニシでワイン、食事、滞在を満喫する
現代建築の傑作、オボロ・ニシ(Ovolo Nishi)にチェックイン。木材をふんだんに使用した、そびえるようなグランド・ステア(大階段)を写真に収めたら、ホテル内のモンスター・キッチン・アンド・バー(Monster Kitchen and Bar)でディナーを。ここは街で唯一の高級ベジタリアン・レストランです。
9日目:キャンベラ
今日は近場のスポットを楽しむ日。アクトン(Acton)と、その中でも最先端のニューアクトン(NewActon)を探索しましょう。キャンベラで最もトレンディな地区の一つです。
エコフレンドリーなカフェでブランチ
朝食はモカン・アンド・グリーン・グラウト(Mocan & Green Grout)で。地元の農家から仕入れた環境に優しく栄養価の高い食材を使った季節のメニューが味わえます。インテリアも印象的なデザインで、カフェのエコフレンドリーな理念を反映した緑の植物で飾られています。
オーストラリアの物語を体感する
オーストラリア国立博物館(National Museum of Australia)の大胆な建築は、訪れる価値があります。レイク・バーリー・グリフィンのほとりに建つこの建物は、首都の中心からオーストラリアの過去、現在、未来を伝えるという博物館の目的を象徴しているかのようです。
オーストラリア植物園を散策する
手つかずの自然がそのまま残るオーストラリア国立植物園(Australian National Botanic Gardens)には、緑豊かな庭園に、オーストラリアの在来植物の五分の一にあたる4,300種以上の植物が生育しています。散策の後は、庭園にたたずむハンプトンズスタイルのポレン(Pollen)でのどを潤してください。
レベル・レベルでディナーを楽しむ
キャンベラの人気レストラン、レベル・レベル(Rebel Rebel)のテーブルを予約しましょう。無駄な装飾を省いたモダンなオーストラリア料理と、黒革のシート、吊り下げ式の電球、堅木材を再利用した勾配天井など、スマートでミニマルなデザインが特徴です。
10日目:キャンベラからメルボルンへ
アートホテルに泊まる
サウス・ヤラにあるジ・オルセン・アート・シリーズ・ホテル(The Olsen Art Series Hotel)で、アート、デザイン、5つ星のラグジュアリーに浸りましょう。オーストラリアの風景画家、ジョン・オルセン博士によるアート作品を鑑賞し、チャペル・ストリートを見下ろすグラスボトム・プールをお楽しみください。
市内最大のフードマーケットを探訪する
木曜日から日曜日まで営業しているプラーラン・マーケット(Prahran Market)は、サウス・ヤラのカラフルな中心地として、新鮮な地元産の食材を取り扱っています。地元の人々と一緒に朝のコーヒーを楽しみ、グルメ、オーガニック商品、職人の手作りお菓子などが並ぶ屋台を見て回りましょう。
コモ・ハウスでメルボルンの歴史に思いをはせる
オーストラリアのリージェンシー様式とイタリアの建築様式が融合した19世紀のコモ・ハウス(Como House)をガイド付きツアーで体験しましょう。歴史が残る各部屋を見て回り、庭園を散策して、かつてこの邸宅を住まいとしていた人々の生活について知ることができます。
地元のアボリジナル文化に触れる
クーリー・ヘリテージ(Koorie Heritage)のガイド付きウォーキングに参加して、数万年前の文化について学びましょう。フェデレーション・スクエアに集合し、トラストのアート作品を鑑賞した後、ビラルング(ヤラ・リバー)のインスタレーションや重要スポットを探索します。
11日目:メルボルン
今日はメルボルンの中心部で、あなたの内なる創造性を育んでください。
アートあふれるレーンウェイ(裏路地)を歩く
メルボルンの有名なレーンウェイ(裏路地)を散策しましょう。まずは、カフェ文化と色彩豊かなストリート・アートが印象的なデグレーブス・ストリートで朝食。その後は、メルボルンでも特に印象的なストリート・アートのコレクションが並ぶホージア・レーン(Hosier Lanes)とユニオン・レーン(Union Lanes)を巡りましょう。
歴史あるランドマークを訪ねる
メルボルン市内には、建築的に価値のあるランドマークが点在しています。エドワード王朝様式の建築物であるフリンダース・ストリート駅(Flinders Street Station)で記念写真を撮ったら、ガイド付きツアーでゴシック様式の豪華なセント・ポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)を訪れましょう。
ニコラス・ビルディングでクリエイターと出会う
スワンストン・ストリートにある歴史遺産登録のニコラス・ビルディング(Nicholas Building)は、アートと歴史が融合した建造物です。デザイナー・スタジオやオーダーメイドの仕立て屋から、アートギャラリー、ジュエリー工房、小さなヴィンテージ・ショップまで、クリエイティブな店舗が迷路のように広がる空間を思う存分楽しんでください。
街のクリエイティブ発信地でインスピレーションを得る
フェデレーション・スクエア(Federation Square)は大胆なデザインだけでも訪れる価値がありますが、文化施設が揃っていることで、必見のスポットとなっています。オーストラリア映像博物館(ACMI)(Australian Centre of Moving Images)を訪れば、メルボルンがオーストラリアの文化の都と呼ばれる理由が納得できるでしょう。
フェデレーション・スクエアで先住民の風味を味わう
フェデレーション・スクエア(Federation Square)には多くの飲食店がありますが、活気あふれるビッグ・エッソ(Big Esso)は特におすすめです。トレス海峡諸島出身のシェフ、ノーニー・ベロ(Nornie Bero)が経営するビッグ・エッソは、ペッパー・ベリー、レモン・マートル、クアンドンなど、先住民の風味を生かした料理を提供しています。これまでに体験したことがないような風味を味わってください。
12日目:メルボルン郊外
今日はサウス・メルボルン(South Melbourne)から個性あふれるフィッツロイ(Fitzroy)まで、市内を巡るグルメツアーに出かけましょう。
ザ・ケトル・ブラックでブランチを楽しむ
ザ・ケトル・ブラック(The Kettle Black)では、まるでアート作品のような料理の数々に、食事よりも写真を撮る時間の方が長くなるかもしれません。歴史的建造物に指定された1800年代のクラシックなテラスハウスで、この特別なグルメ・ダイニングを体験しましょう。
サウス・メルボルン・マーケットでショッピング
メルボルンで最も長い歴史を誇るマーケット、サウス・メルボルン・マーケット(South Melbourne Market)で、新鮮な食材とスペシャリティコーヒーを手に入れましょう。サム・スペース(SO:ME Space)をチェックするのをお忘れなく。デザイン、ファッション、アートに特化したユニークなショップです。
ドックランズでアートを楽しむ
ドックランズ(Docklands)まで足を伸ばして、アーバン・アレー・ブリューパブ(Urban Alley Brewpub)で水辺のランチとクラフトビールを味わいましょう。ショッピングも楽しめますが、アートシーンが一番の見どころです。散歩がてらストリート・アートを見に行ったり、アートヴォ(ArtVo)の没入型トリックアートギャラリーでポーズを決め、写真を撮って楽しんでください。
冒険をさらに高みへ
南半球で最も高い展望デッキ、スカイデッキ(SkyDeck)の目もくらむような高さから、これまでに訪れた場所を見下ろしましょう。地上88階のガラス床、ジ・エッジ(the Edge)で自分の限界に挑戦したり、受賞歴のあるバーチャルリアリティのボイジャー・シアター(Voyager Theatre)を体験したりすることができます。
フィッツロイで1日を締めくくる
ディナーは、メルボルンのクールでユニークなエリア、フィッツロイ(Fitzroy)に向かいましょう。高級ダイニング、カトラー・アンド・カンパニー(Cutler & Co.)で、アサヒガニとサフランのタルトなどのモダン・オーストラリア料理を堪能しましょう。その後は、ジ・エバーリー(The Everleigh)へ。バーテンダーにあなたにぴったりのカクテルを作ってもらいましょう。
13日目:メルボルン
最後の日は、メルボルンで見逃せない体験を楽しみながら、スタイリッシュに過ごしましょう。
チャペル・ストリートでショッピングを楽しむ
サウス・ヤラ(South Yarra)のショッピング・シーンは、チャペル・ストリート(Chapel Street)沿いの新進デザイナーのブランドやアクセサリー、ホームウェアなど、新しい魅力であふれています。大通りのファッション・ストアを巡った後は、チャペル・ストリート・バザール(Chapel Street Bazaar)でヴィンテージの洋服やアクセサリー、家具など宝の山を見つけましょう。
サイクリングで市内の景色を楽しむ
ジ・オルセン(The Olsen)でレッカー(Lekker)の自転車を借りて、ビクトリア州王立植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)を巡る道を進みましょう。穏やかな湖、多様な植物、そして豊かな文化遺産に触れることができます。第一次世界大戦に動員された軍人を戦争慰霊館(Shrine of Remembrance)を訪れましょう。

時間をかけてゆったりとランチを楽しむ
ボンド・ストリート(Bond Street)のマハ(Maha)レストランでランチを楽しみましょう。五感を刺激する豪華な地下のダイニングルームで、中東風のメゼ(オードブル)料理を堪能してください。デザートの洋梨とローズウォーターのグラニータは見逃せません。
ビクトリア国立美術館を見て回る
オーストラリア最古で最も来訪者の多いギャラリー、ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)を数時間かけてみて回りましょう。魅力的なアート、デザイン、ファッションの展示を鑑賞したり、無料のガイドツアーで作品の裏話に触れたりすることができます。
ヨーロッパ風ディナーを堪能する
サウス・ヤラ(South Yarra)では、ジ・エマーソン(The Emerson)の屋上でディナーを満喫して1日を締めくくりましょう。柔らかな照明、シックな内装、緑豊かな、まるでパーム・スプリングスを思わせる雰囲気。メニューはシーフードが中心で、新鮮なヨーロッパ風の味わいです。
メルボルンからの日帰り旅行
もし1日を自由に使えるなら、メルボルンの周辺の目的地で過ごすのもいいでしょう。ヤラ・バレー(Yarra Valley)の風光明媚なブドウ畑で冷涼気候ワインを楽しんだり、モーニントン半島の美しくデザインされたアルバ・サーマル・スプリングス(Alba Thermal Springs)の温泉で心身ともにリラックスできます。