西オーストラリア州、ロットネスト島 © Tourism Western Australia
ロットネスト島ガイド
アボリジナルピープルが使用する名称:ワジャマップ(ワッド-ジェム-アップに近い発音です)
のんびりとくつろぎ元気を取り戻すには、都会の喧噪から離れて、ロットネスト島にあるのどかでのんびりできる場所で過ごしてみましょう。
ロットネスト島は、パース(Perth)の沖合からわずか19kmほどのところにあり、静かな環境でまるで別世界にいるように感じます。地元の人に「ロット(Rotto)」と呼ばれているこの島は、自然保護区に指定されており、素晴らしい海洋生物や島で最も有名な住人である愛らしいクオッカなど、他では見られない固有の動植物が豊富に生息しています。豊かな文化遺産を探索したり、白い砂浜を散策したり、手付かずの海で泳いだりシュノーケリングしたりと、すべてこの小さな楽園で体験できます。
ロットネスト島(Rottnest Island)は古代から島で暮らすウァジァク・ヌーンガー(Whadjuk Noongar)の言葉で「ワジャマップ(Wadjemup)」と呼ばれています。この名前には、「魂が宿る水に浮かぶ場所」という意味が込められています。ウァジァク・ヌーンガーの人々はワジャマップを、故人の魂が来世に旅立つ前に通過する楽園と考えています。ウァジァクのガイドが案内するアボリジナル・ウォーキングツアーに参加して、ロットネスト島の素晴らしい文化について知識を深めましょう。
- 伝統的な名前:ワジャマップ(ワッド-ジェム-アップに近い発音です)
- 先住民:ウァジァク・ヌーンガーの人々
- 伝統的な土地:ワージュック・ニョンガル・ブージャ・カントリー
- 伝統的な言語:ウァジァク・ヌーンガー語
- ヌーンガー語の「グッデイ」:カヤ(Kaya)
パースからロットネスト島へ行くには、フェリーまたは個人チャーター便を利用しましょう。フェリーは近くの3つの港から出発し、それぞれの港までは公共交通機関、車、タクシーでアクセスできます。
- パース(バラック・ストリート・ジェッティ)(Barrack Street Jetty)から出発するフェリーの所要時間は約90分です
- フリーマントル(Fremantle)郊外から出発するフェリーの所要時間は約30分です
- パースから北へ約20分のところにあるヒラリーズ・ボート・ハーバー(Hillarys Boat Harbour)から出発するフェリーの所要時間は約45分です
- 島へはヘリコプターの遊覧飛行や水上飛行機でのフライトも利用できます
ロットネスト島では車の乗り入れが禁止されているので、移動には島でレンタルできる自転車がおすすめです。また、バスツアー、シャトルサービス、ウォーキング・ツアーも利用できます。
ロットネスト島は、西オーストラリア州の他の地域と同様に年間を通してほぼ快適な気候です。夏場は雨が最も少なく、ロットネスト島を訪れるのに一番人気のシーズンです。実際、クリスマス期間中の宿泊施設は、通常であれば数か月前には予約が埋まっているので、事前に計画しておきましょう!
- 繁忙期:夏(11月~1月)
- 閑散期: 冬(6月~8月)
- 必見ポイント: クオッカの赤ちゃんに会えるチャンス(4月~12月)
ロットネスト島で有名な、笑った顔のクオッカには、バリアフリーの施設やサービスを利用して誰でも会いに行けます。
- 到着:パース空港(Perth Airport)では、障がいをお持ちの方へのさまざまなサポートが利用できます。パースからは、シーリンク(SeaLink)が毎日車椅子対応のフェリーを運航しています。
- 移動手段:島内の移動には、ディスカバー・ロットネスト(Discover Rottnest)またはクォッカ・コーチズ(Quokka Coaches)のバスを利用できます。事前に、バリアフリー対応スペースを予約することをおすすめします。また、島の観光センター(Visitor Centre)でバリアフリーの用具や機器をレンタルすることもできます。
- バリアフリー体験のハイライト:ロットネスト島最大の見どころは、美しいビーチに加えて、愛らしいクオッカです。島全体の主要施設にはスロープが設置され、歩道も広くなっているほか、バリアフリーのトイレも完備されていますので、旅行者は誰もがこの笑顔の有袋類を見に行くことができます。
- 役に立つ参考資料:ロットネスト島のバリアフリー・ガイド(accessibility guide)を利用して、バリアフリーのサービスや施設を探してみてください。