クリスマス島とココス(キーリング)諸島で過ごす最高に素晴らしい14日間
特別なロケーションにある島に降り立ち、忘れられない14日間の冒険をしましょう。
原文:スー・ゴッホ・ヘンリー、ジョージア・リカード
この14日間の旅で、珍しい野鳥や奇妙なカニの大移動、サンゴ礁、カメやジンベエザメなどに親しみましょう。海釣りに出かけ、カイトサーフィンをして、世界屈指の美しいビーチでのんびりと過ごしましょう。オーストラリア本土よりアジアに近いこの島々では、マレー半島特有の文化や食べ物、独特な中国の島の料理などがあります。クリスマス島(Christmas Island)とココス(キーリング)諸島(Cocos (Keeling) Islands)は、南東の風が吹く4月から11月にかけてが理想的なシーズンです。この時期、クリスマス島では年に1度のアカガニの大移動の季節(10月から11月)と重なり、ココス(キーリング)諸島のホーム島(Home Island)では、ハリラヤ・プアサ(Hari Raya Puasa)(イスラム教の断食月の終わり)の祭典が行われます。
見どころ
- 珍しい野鳥と驚異のカニの大移動を見る
- 極上の白砂のビーチで太陽を浴びる
- 沿岸から離れた天然のサンゴ礁でシュノーケリングやダイビングを楽しむ
基本データ
- 日数:14日間
- 距離:1,000km
- 移動手段:飛行機、ボート、車、自転車
- 最寄りの主要都市:パース
- 料金:$$$$
1日目:パースからクリスマス島へ
パースから飛行機で4時間半のクリスマス島は、断崖や熱帯雨林、珍しい野鳥、国立公園、カニなどがみられる、135平方キロメートルの島です。サー・デイビッド・アッテンボロー(Sir David Attenborough)がこの島を「カニの王国」と名付けたのには、もっともなわけがあります。この魅力ある島は、地球上の他のどの場所よりも豊富で様々な種類の、陸生のカニの生息地なのです。島の固有種のアカガニの数は数千万にものぼり、木や小道、遊歩道の下や砂浜など、あらゆるところでその姿を目にすることでしょう。それ以外にも、固有種のワタリガニ(内陸部の湿地帯に生息)や無害だけれど巨大なヤシガニなど、24種類ほどの別のカニが生息しています。目を引くものを盗む特性から名づけられたヤシガニ(英語ではrobber crab:泥棒カニ)は、バスケットボールくらいの大きさで、林床や道路でもよく見かけます。
レンタカーを借りて(市街地の外の道路は舗装されていないため、4WDが必須)、島の主な開拓地(単にセトルメント(Settlement)と呼ばれる)まで行きましょう。そこで、ザ・サンセット(The Sunset)の快適なモーテルタイプの宿泊施設にチェックインします。それから10分ほど走り、テリトリー・デイ・パーク(Territory Day Park)へ。山の頂上にあり、セトルメントやすぐ近くの有名な海水浴スポットのフライング・フィッシュ・コーブ(Flying Fish Cove)を眼下に一望できます。公園を回る往復2kmの雨林のウォーキングを楽しみ、周囲の環境をよく見てみましょう。そして、かつて島の行政官の大邸宅だったタイ・ジン・ハウス(Tai Jin House)まで10分ほどドライブして行きます。ここには、クリスマス島の魅力的な歴史をくわしく紹介する常設展示があります。夕食は、海の近くのゴールデン・ボウスン・タバーン(Golden Bosun Tavern)で、地元の人に交じってビールや良心的な価格の料理をオーダーしましょう。
2日目:クリスマス島
今日は、クリスマス島の温かい透明な海で、素晴らしい水中の世界を探索します。この島はジャワ海溝(インド洋の最深部)に位置しているため、極めて透明な海でウォール・ダイビングができる世界でも有数のスポットです。ここでのダイビングでは、マグロ、バラクーダ、リーフシャークなどの大型の遠海魚や、ここに生息する88種のサンゴや600種もの魚、ハシナガイルカ、アオウミガメ、タイマイなどがみられます。11月から4月の間は、年に一度の移動時期にあたるジンベエザメと一緒に泳ぐことができます。そして、10月から11月にかけてはアカガニの大移動の時期です。サー・デイビッドは出演したテレビ番組で、この光景について、最も忘れられない瞬間だと語りました。数百万ものカニが海へと大移動する様子は、まるで巨大な赤いカーペットのようです。インディアン・オーシャン・エクスペリエンス(Indian Ocean Experiences)のツアーに参加して、雌ガニの産卵を見学してみましょう。そのあとは、クリスマス・アイランド・ゴルフ・コース(Christmas Island Golf Course)の緑豊かな9ホールコースでゴルフを楽しみましょう。急な険しい道を少し歩くとゴルフ・コース展望台(Golf Course Lookout)があります。ここでは、北東の海岸線の美しい景色に感動するあなたの上を、アカアシカツオドリ、絶滅危惧種のシロハラグンカンドリ、シラオネッタイチョウなどが飛んでいきます。この近くの、海の神を祀ったMar Chor Nui Nui Templeにも行ってみましょう。ディナーはチャイニーズ・リテラリー・アソシエーション(Chinese Literary Association)でどうぞ。本屋みたいな名前ですが本屋ではなく、本格的な中華料理が食べられるレストランです。クリスマス島の人口の60%は中国人が占めています。
3日目:クリスマス島
今日はとても素敵なドリー・ビーチに行きます。宿泊先で朝食を食べたら、ピクニックの準備をして出発です。16.5kmほどのドライブでドリー・ビーチ(Dolly Beach)のウォーキング・トラックの起点に到着です。雨林の間を通るこの1kmの遊歩道をのんびりと歩いて、特別な場所に行きましょう。ドリー・ビーチに延びるパウダーのような白い砂浜の周囲には印象的なヤシの木にが立ち並び、青い海の浅瀬はサンゴ礁に囲まれています。シュノーケリングの装備は宿泊施設で借りて持っていきましょう。ビーチの真ん中あたりにある自然の岩のプールも忘れずにチェックしてください。穏やかな波が泡を作りながらシューッと音を立てて流れ込んでくる水場で、ドリー・ビーチ・スパ(Dolly Beach Spa)と呼ばれています。また、この辺りにいるヤシガニや年間を通してここに営巣するカメたちも探してみましょう。さらに11km、雨林を通って南にドライブして、素晴らしい自然のパフォーマンスが見られる潮吹き穴(Blowholes)に行きます。岩だらけの海岸線にある数百もの穴から波が噴き上がり、黒い岩々の尖塔を背景に空中に噴き出す水のジェットをつくりだしています。セトルメントに戻る途中マーガレット・ノル(Margaret Knoll)展望台に寄って、目を見張るような島の東海岸のパノラマビューを楽しみましょう。海鳥が空を舞う姿を見るのにも格好の場所です。
4日目:クリスマス島
宿泊施設から15kmのところにある、デイルズ(Dales)に行きます。島内では数少ない恒久的な流水場のひとつで、島の固有種のワタリガニにとっても重要な生息地です。車を降りて、ヤシの木、タヒチの栗の木、絞め殺しの木、バンヤンツリーの木々の中を通る遊歩道を歩きます。途中、見事なスカイブルーの色をしたワタリガニを探してみてください。淡水の小川に従ってヒューズ・デイル(Hughs Dale)の滝まで行き、そこで滝のシャワーを楽しんでみましょう(写真)。デイルズは、クリスマス島に2か所あるラムサール条約の登録湿地のひとつです。冒険をしたい気分なら、ヒューズ・デイルから、海へ流れる小川のある小さな渓谷のアンダーソン・デイル(Andersons Dale)に行く、別のトレイルを歩いてみましょう。ここで1日を満喫したら、近くのマーティン・ポイント(Martin Point)に行き、見事な夕日とカツオドリの群れの眺めを堪能しましょう。
5日目:クリスマス島
フライング・フィッシュ・コーブを出るボートに乗り、沖合いから数百メートルほどの場所で海釣りをして過ごしましょう。バショウカジキ、マグロ、マカジキ、メカジキ、ワフーなどの大型魚が釣れます。岸に戻ったら、セトルメントから車で10分ほどのグロット(Grotto)に行き、日当たりの良い洞窟の入り口の下にある砂底のプールで涼みましょう。プーン・サーン(Poon Saan)の屋外レストランラッキー・ホー(Lucky Ho)で本場の中華料理を楽しんだ後、もしこの日が土曜日だったら、アウトドア・シネマ(Outdoor Cinema)に行きましょう。暖かい熱帯の空の下でムービーナイトを楽しんでください。
6日目:クリスマス島
ピクニックの準備をして、9km車で走り、白サンゴのリリー・ビーチ(Lily Beach)に行きましょう。島で最もアクセスの良い保護されたビーチのひとつで、両岸は崖に囲まれています。穏やかな波打ち際で、岩のプールを探索したり青い海に潜って泳いだりして楽しみましょう。ランチを食べたら、石灰岩のカルスト地形が続く1.5kmの遊歩道をエセル・ビーチ(Ethel Beach)までのんびり歩きましょう。途中、たくさんのカツオドリの巣とその中にいるふわふわの白いヒナを近距離で見ることができるかもしれません。この魅力的な鳥たちは比較的人間を怖がらない(そしてカメラにも慣れている)ので、この珍しい野鳥と出会ったら静かにシャッターを切ってみましょう。車に戻り、20km走ってサウス・ポイント(South Point)に行きます。ここはかつてリン鉱山で栄えた地域ですが、今はゴーストタウンと化しています。それでも、歴史ある鉄道の駅や、今でも島の人々が中国道教の信仰で訪れる順天宮(Soon Tien Kong Temple)などの見どころがあります。ここで夕日を眺めてからセトルメントに戻り、ルマティンギ・バー&グリル(Rumah Tinggi Bar and Grill)でディナーを楽しんでください。オーシャンフロントに建つ歴史ある建物にある高級レストランです。
7日目:クリスマス島
今日はインディアン・オーシャン・エクスペリエンスツアーに参加します。お弁当を持って4WDトラックに乗り込み、ウェスト・ホワイト・ビーチ(West White Beach)に向かって30分のドライブです。岩のプールに囲まれたどこまでも続くこの静かな砂浜に行くには、車を降りてからロープを伝って小さな崖をたっぷり1時間下っていかなければなりません。でも、その価値は十分にあります。ここは地球で最も辺境のビーチのひとつ。足を踏み入れたことがある人はほんのわずかです。浜辺に打ち上げられたものや岩のプールでブレニィが遊んだり交尾したり追いかけっこをしたりする様子、波打ち際を行ったり来たりするカニなどをのんびりと眺め、静寂をたっぷりと味わって過ごしましょう。
8日目:クリスマス島からココス(キーリング)諸島へ
今日の午後はココス(キーリング)諸島に向けて出発するので、午前中はクリスマス島で最後の買い物をしてください。ワイルド・パパイヤ(Wild Papaya)ギャラリーに島のアート作品を見に行き、ビジター・インフォメーション・センター(Visitor Information Centre)でお土産を探してから、90分のフライトに乗り込みましょう。飛行機はウェスト島(West Island)のゴルフコースの真ん中にある、ココス滑走路に直接着陸します。ここでまず、ココス(キーリング)諸島がかなり変わった場所だということがわかるでしょう。ココス(キーリング)諸島は、ココヤシの木が生い茂る白砂のビーチに囲まれた27島のサンゴ礁の島々による、ほぼ完璧な円形の環礁です。地元の人たちに知られるように、ココスで人の住む島はホーム島(Home Island)とウェスト島だけです。空港はウェスト島にあります。ウェスト島のココス・キャスタウェイ(Cocos Castaway)でチェックインを済ませ、ココス・クラブ(Cocos Club)で夕暮れの1杯を飲みましょう。夕食は、毎晩素晴らしいビュッフェが楽しめる、トロピカ・レストラン(Tropika Restaurant)のビーチガーデンでいただきます。
9日目:ココス(キーリング)諸島
ウェスト島の環礁の反対側に、ホーム島が見えます。独特の先住民文化をもつ、人口わずか450人ほどのココス島のマレー人が住む島です。ココス島のマレー人は、イギリスの探検家、アレキサンダー・ヘア(Alexander Hare)の使用人やハーレムのメンバーとして、1826年に、主にマレーシアやインドネシアを中心とするアジア諸国からここへ移住してきたと言われています。現在、ココス島のマレー人は英語とマレー語、ココスマレー語が混じる言語を話し、イスラム教スンニ派を信仰し、独特の服装規則を守っています。ウェスト島からフェリーで20分ほどのホーム島に行き、2時間のカルチャーツアーに参加してみましょう。気さくな地元の人々の暮らしについて、興味深い洞察が得られます。籠編みに挑戦し、ココス島のマレー人の言葉をいくつか学び、博物館を訪れて、ココス島のマレー人の伝統に触れましょう。カルチャーツアーは火曜日、水曜日、木曜日に催行されており、レストランは、ランチは毎日、ディナーは水曜日のみの営業となっています。ハリラヤ・プアサ(Hari Raya Puasa)の祭典のタイミングに合わせてココス(キーリング)諸島への旅を検討してみてはいかがでしょう。イスラム教の断食月ラマダンの終わりを祝うお祭りで、観光客もホーム島の通りに並ぶ家々を回って練り歩く人々に加わり、開放的な祝宴を共に楽しむことができます。
10日目:ココス(キーリング)諸島
近くのディレクション島(Direction Island)には、なめらかな白い砂とヤシの木に囲まれた青い海の、オーストラリアで最も美しいビーチのひとつであるコシーズ・ビーチ(Cossies Beach)があります。ディレクション島までは、ウェスト島からフェリーで30分です(火曜日と土曜日のみ運航)。3kmほどの魅力的な島の周囲を歩き回り、情報を得ましょう。島には、第一次世界大戦のココス諸島の戦いでのドイツの船、エムデンの沈没をはじめとする、島々の歴史を説明する銘板があります。また、コシーズ・ビーチは、リップというドリフトシュノーケリングに最も適した場所のひとつです。海に浮いたままサンゴやロウニンアジ、カメ、ブダイ、リーフシャークなどたくさんの海洋生物を眺めることができます。シュノーケリング用具を借りて、リップシュノーケリングの詳しい説明を受けてから、ウェスト島のビジター・センターへの戻りのフェリーに乗船しましょう。あるいは、ガイド付きでリップシュノーケリングツアーに参加する12日目まで待ちましょう。午後は、世界でただ一つの国際空港の滑走路にある9ホールのゴルフコースに行き、地元の人々に交じって木曜の午後に行われる試合に参加してみてください。そのあとは、マキシズ・バイ・ザ・シー(Maxi's by the Sea)でディナーを楽しみましょう。
11日目:ココス(キーリング)諸島
ウェスト島は比較的人口が少ない(約100人)島ですが、見どころはたくさんあります。まずはマキシズ・バイ・ザ・シーでコーヒーかチャイラテをテイクアウトしましょう。それから電動アウトリガー・カヌー・サファリに参加して、カメやイルカ、熱帯の魚たちなどの数多くの海洋生物が棲む広大なラグーンのある南の島々を探索します。(潮の満ち干により)毎日異なる時間に4~5時間のツアーが開催されます。浮桟橋でシャンパン付きの朝食を楽しみ、島の歴史や文化について学べます。シュノーケリングや砂漠のビーチの散歩を楽しんだり、人が住んでいない島々を探索したり、カメの繁殖地を見たりなど、様々な体験を楽しんでください。環礁の中心あたりには、およそ3万匹のアオウミガメやタイマイが生息していると推定されています。夕方近くにウェスト島の北側にある町の桟橋の先端まで歩き、浅瀬でたくさんのカメたちが泳いでいるのを見てみましょう。夕食は、ココス・クラブ隣りのフライング・フィッシュ・カフェ(Flying Fish Cafe)で、コーラルトラウト(スジアラ)やスイートリップ(ハマフエフキ)などの獲れたての熱帯の魚を味わってください。
12日目:ココス(キーリング)諸島
ココス(キーリング)諸島周辺の海はダイバーたちの楽園です。今日はココス・ダイブ(Cocos Dive)でダイビングの手ほどきを直接受けてみます。環礁の周辺には25か所以上のダイビングスポットがあり、難破船や歴史とつながりのある大砲などが沈んでいる場所もあります。ここで遭遇できるかもしれない海洋生物は、ウミウチワ、イソギンチャク、ソフトコーラル、ブラックコーラル、マンタ、イルカ、サメ、ウツボ、ウミウシ、ブダイ、ベラなど。そして運が良ければ、ココスピグミーエンゼルに出会えることもあります。それから、数年前にココスの海にやってきてそれ以来棲みついてしまったカット(Kat)というたった一匹のジュゴンの姿も、見ることができるかもしれません。朝のダイビングを楽しんだら、ディレクション島に行って、コシーズ・ビーチで軽いランチを食べましょう。ガイド付きのリップシュノーケリングでリラックスしたら、またダイビングを楽しんでください。1日たっぷり楽しんだらウェスト島に戻り、トロピカ・レストランでまた、ココス島マレー料理と西洋料理のビュッフェを堪能しましょう。
13日目:ココス(キーリング)諸島
ココス(キーリング)諸島はオーストラリアでも有数のカイトサーフィンスポットです。南東の貿易風が吹いている、7月から10月までの間にこの地を訪れるなら、カイトサーフィンのクラスに参加してみましょう。初心者は、海に落ちてもすぐに立ち上がれるよう、平らな浅瀬で基本的な安全技術をすべて学べます。経験者はより高くジャンプする方法や前後のローリングなどを練習します。カイトサーフィンのシーズンでないなら、釣りにチャレンジしましょう。ビジター・センターで釣り針と手釣り糸を購入し、そこで今日のベストスポットなどの情報も得ることができます。あるいは、フライ・フィッシング愛好家なら、ここが地球上で最もボーンフィッシュのフライ・フィッシングの練習に適した場所のひとつであることを知り、嬉しくなるでしょう。釣りは一年中できますが、12月から3月までがピーク時期です。自分の道具を持ってきて、沿岸で釣りをすることもできます。1日の終わりに近づいたら、ウェスト島の北端にある「古い桟橋」に行きましょう。ロウニンアジ、リーフシャーク、マンタなどの様々な種類の大型魚やたくさんのカメたちを、たいてい見ることができます。もし釣果があったら、トレイニーズ・ビーチ(Trannies Beach)、スポット・ビーチ(Spot Beach)、ガン・クラブ・ビーチ(Gun Club Beach)などのバーベキュー場で調理してみましょう。ウェスト島のほとんどのビーチでは無料で利用できる公共のバーベキューを備えていますが、この3か所は夕暮れ時の眺めが特に素晴らしいのでおすすめです。あるいは、ココス・クラブで地元のサンデー・スペシャルを楽しんでください。ピザやハンバーガーなどいろいろなものが揃っています。
14日目:ココス(キーリング)諸島
最終日はウェスト島を自分のペースで探索しましょう。多くの宿泊施設には自転車がありますが、車やスクーターを借りたいのなら、町のココス・オート・カー・ハイヤー(Cocos Autos Car Hire)に行ってください。次にビジター・センターでシュノーケリングの道具を借り、出発です。ウェスト島はビーチに囲まれた全長14kmほどの、探索し甲斐のある島です。島の北端に向かう途中、トレイニーズ・ビーチやプル・マリア・ビーチ(Pulu Maria Beach)には必ず立ち寄ってみてください。どちらも浅瀬の岩礁で、シュノーケリングをするのに最適です。ビッグ・バージ・アート・センター(Big Barge Art Centre)は、ここ自体が芸術作品になっているコミュニティ・アート・スペース。中には、修繕された木製のコプラ積載船が収容されており、さらにその中に、地元のアーティストたちの作品が展示されています。鑑賞して気に入ったら購入することもできます。オーナーでアーティストでもあるエマ・ウォッシャー(Emma Washer)氏は、ここで定期的にアートクラスを開催していますが、あらかじめ準備されたものが必要となります。さて、町に戻り、ココス・クラブで最後のドリンクを飲みます。再びここを訪れることを誓って、最後にもう一度だけ沈みゆく太陽に乾杯をしましょう。