Adelphi Hotel, Melbourne, Victoria © Visit Victoria
メルボルンのおすすめ宿泊施設
都市の活気を感じるシティホテルから、落ち着いたエリアの隠れ家まで、メルボルンでおすすめのホテルを紹介します。
原文:ウテ・ジュンカー
魅力的な選択肢がたくさんある中、メルボルンのホテルを選ぶのは簡単ではないかもしれません。注目されている緑豊かな近郊エリアや、賑やかな中心街の裏路地に近い場所など、どの場所にあるホテルが良いですか?美味しいレストランや人気のルーフトップバーがあるホテルを選びますか?斬新なインテリア、または絵のように完璧な景色を重視しますか?ここで紹介するホテルなら、どれを選んでも心に残る滞在になるでしょう。
QTメルボルン
ここでちょっとアドバイス
ルーフトップバーでカクテルや地元のワインを楽しむのは、メルボルン体験の真髄です。エレベーターで11階まで行き、ルーフトップ・アットQT(The Rooftop at QT)で素敵な夜をお過ごしください。
ホテル所在地:133 Russell Street, Melbourne
ユニークなデザインと遊び心のある雰囲気で評判のQTホテル(QT Hotels)は、オーストラリアで指折りの人気を誇るブティックホテル・グループです。メルボルンのQTホテルはグループ内でもトップクラスです。目を奪うアートのインスタレーションや、客室に辿り着くまでのひとときも楽しめるエレベーターなど、お馴染みののQTならではの特徴に加え、グラフィティデザインのカーペット、そして、オープンスペースになっているバスルームを個室に変える日本式の引き戸などのこだわりが部屋のあちこちに見られます。ルーフトップバーとレストランのパスカル(Pascale)は、宿泊客だけでなく地元の人々にも人気です。
ライアル・ホテル & スパ
ホテル所在地:16 Murphy Street, South Yarra
飾りすぎないエレガンスが魅力のライアル・ホテル・アンド・スパ(Lyall Hotel and Spa)は、アットホームな雰囲気でありながら、3階建てのスパを含め、高級ホテルのサービスを存分に堪能できます。ライアルの居心地の良さは格別。ショップやレストランが並ぶチャペル・ストリート(Chapel Street)やトゥーラック・ロード( Toorak Road)の近くであるにもかかわらず、ホテルで贅沢な夜を過ごしたくなるほどです。シャンパン・バーや客室のテラスでドリンクを楽しみ、広いライブラリーで選んだ映画を部屋でゆっくり鑑賞してはいかがでしょうか。ルームサービスは24時間営業なので、ディナーの段取りを急ぐ必要もありません。
クラウン・タワーズ・メルボルン
見逃せない経験
クーリー・ヘリテージ・トラスト(Koorie Heritage Trust)のガイド付き散策ツアーに参加して、ビララング・ウィラム(コモン・グラウンド)(Birrarung Wilam(Common Ground))の先住民アボリジニの芸術作品を鑑賞しましょう。この土地が時代と共に辿った変遷、それが地元のクーリン(Kulin)の人々にもたらした意義について学べます。
ホテル所在地: 8 Whiteman Street, Southbank
華やかな大都会の雰囲気を味わうなら、クラウン・タワーズ・メルボルン(Crown Towers Melbourne)が一番のおすすめです。ラグジュアリーな客室には、眼前に広がるメルボルン・シティと川の景色、ふかふかのベッド、広々としたバスルームなど、すべてが揃っています。このホテルの最大の見どころは、クラウン・コンプレックスにある素晴らしいレストランの数々です。ニール・ペリー、ギヨーム・ブラヒミ、松久信幸など、トップシェフが率いる店が勢ぞろいしています。スパで至福の時間を満喫したり、ホテルで過ごしたくなる理由はたくさんあります。外出したくなったとしても、シティまでは歩いてすぐです。
ジ・オルセン
ホテル所在地:637-641 Chapel Street, South Yarra
オーストラリアのアートに興味があるなら、ジ・オルセン(The Olsen)とそのグループホテルのアート・シリーズ(Art Series)がおすすめです。目覚めとともに、オーストラリアで人気のアーティスト、または彼らの作品を目にすることができます。カフェやブティックが並ぶお洒落なチャペル・ストリート(Chapel Street)の近くにあるジ・オルセンは、流れるような線描と淡い色彩が特徴の有名な風景画家、ジョン・オルセン氏の作品を展示しています。ロビーの壁画のほか、美術館レベルのオルセン氏の版画作品が各客室に飾られています。何より、オルセン氏がメルボルンを訪れる時はこのホテルに宿泊するので、朝食の席で彼にばったり会うことがあるかもしれません。
オヴォロ・レーンウェイズ
ホテル所在地:19 Little Bourke Street, Melbourne
ほとんどのホテルでは顧客層を把握し、ビジネス客か観光客のどちらかにターゲットを絞っているものですが、オボロ・レーンウェイズ(Ovolo Laneways)は、どちらにも対応できます。メルボルンの中心街というロケーションの良さと、アパートメントスタイルの客室は出張者向きですが、ロビーを飾るシルバーの球体のデコレーションなど、遊び心のあるインテリアは観光客も楽しめます。オボロでは余計なサービスを省いているため、温かい朝食やプールはありません。それでも、無料のミニバーがあるので、ほとんどの宿泊客が十分満足しています。
ザ・プリンス・ホテル
ホテル所在地:2 Acland Street, St Kilda
「こなれたお洒落感」。メルボルンの町の一つ、海辺のセント・キルダ(St Kilda)にある、この斬新で隠れ家的なブティック・ホテルを表現するにはこんな言葉がぴったりです。ホテル内には、街で最高ともいえる贅沢なオーロラスパ(Aurora Spa)があります。素晴らしいレストランや少しカジュアルなバー、生演奏が楽しめる場所までそろっています。広々とした客室、白い壁とダークブラウンの木材をあしらった広い客室は、豪華というより居心地の良い雰囲気ですが、ホテルの近くにセント・キルダの見どころがたくさんあるので、部屋で過ごす時間はそれほど長くないかもしれません。それでも、ザ・デッキ(The Deck)と呼ばれる実にスタイリッシュなプールエリアにはぜひ行ってみてください。
アデルフィ・ホテル
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メルボルンで人気のルーフトップバー
ホテル所在地:187 Flinders Lane, Melbourne
アデルフィ(Adelphi)はデザートをテーマにしたホテルですが、それほど風変わりなわけではありません。都心にあり、光沢のあるチョコレート色のインテリアや、色鮮やかなリコリスからインスパイアされたスツール、幾何学模様の絨毯、マットなスチールを使ったバスルームなど、デザインに興味がある人も甘党の人も満足できるホテルでしょう。ホテル内のデザートバー、オム・ノム(Om Nom)はもちろん有名ですが、広々とした客室や無料のミニバーなど、アデルフィを選ぶ理由は他にもいろいろあります。さらに、メルボルンで一番有名な屋上プールもあります。
ダブリュー・メルボルン
ホテル所在地:408 Flinders Lane, Melbourne
メルボルンの街からインスピレーションを得ているダブリュー・メルボルン(W Melbourne)は、この街と同じくタイリッシュで最先端の空気をまとっています。トレンディなフリンダーズ・レーン(Flinders Lane)に位置するこのホテルの内部には、このレーンウェイ(裏路地)の折衷的なスタイルが取り入れられ、メルボルンの活気ある文化や歴史を反映したアート、ファッション、音楽を織り込んだ、ユニークなデザイン要素を感じ取ることができます。約300室の客室と29室のスイートは、それぞれ大胆な外観と雰囲気が特徴で、豪華な大理石のバスルーム、床から天井まである窓から一望できるスカイラインをご堪能いただけます。プールサイドにバーとDJを備え、天井に華やかなゴールドが施された屋内プールでのひと泳ぎは、必ずやっておきたいことの一つです。