Rutledge Lane, Melbourne, Victoria © Ashlea Wheeler
メルボルンの隠れた見どころ
一目では気づかないものがメルボルンにあります。人通りが少ない道でメルボルンを探索しながら街の隠れた見どころを発見してみましょう。
原文:アシュリー・ウィーラー
地下のバー、ルーフトップ・カフェ、カラフルなレーンウェイ(裏路地)や壮大なインテリア – メルボルンには非常に多くの隠れた見どころがあるので、すべてを見つけ出そうと思ったら数年はかかるでしょう。メルボルンの醍醐味を紹介します。それは、この都市は頻繁に生まれ変わるということです。そのため、新しいスポットが常に見どころに加わっています。
ホージア・レーン
アドバイス
現在活躍中のストリート・アーティストがメルボルン・ストリートアート・ツアーズ(Melbourne Street Art Tours)と共同で案内する、メルボルンで最も有名な裏路地のウォーキング・ツアーに参加しましょう。屋外ギャラリーを訪問し、アートと落書きの違いを論じます。
場所:フェデレーション・スクエア近く、フリンダース・ストリート(Flinders Street)裏
ストリートアート愛好家にとって、ホージア・レーン(Hosier Lane)は宝の山です。メルボルンのこの狭いレーンウェイ(裏路地)には、雑然としつつも魅力を放つ壁画や落書きが所々に描かれています。ここの芸術は絶えず変化しているので、さまよいながら新しい作品を描いている芸術家を見つけるかもしれません。ホージア・レーンから一歩裏手にあるラトレッジ・レーン(Rutledge Lane)も同様にカラフルです – この路地では、ゴミ箱さえも落書きだらけです。
ジン・パレス
場所:10 Russell Place, Melbourne
メルボルン発のジン・バーは、暗く狭い路地を抜けた地下室にあります。不気味な響きではありますが、実はこのバーでは、ベロアのカーテンを使用した豪華なラウンジで、上等なジンマティーニを飲むことができるのです。毎年6月のワールド・ジン・デー(World Gin Day)には、ジン・パレス(Gin Palace)のスタッフによるお祝いのイベントが開かれます。昼間はカクテルクラスを開催し、夜はスペシャルカクテルが提供されます。メルボルン近郊のヤラ・バレー(Yarra Valley)産フォー・ピラーズ(Four Pillars)など、現地生産のジンも合わせると選択肢は200種を超え、ジン好きが満足すること間違いなしです。
クーリー・ヘリテージ・トラスト(Koorie Heritage Trust)文化散策
場所:バーララング(ヤラ川)沿い
都会の喧騒の中で見落としてしまいそうな一見普通の場所に、バーララング・マー(Birrarung Marr)(霧の立つ川沿い)と先住民アボリジニのクリン人の歴史を物語る、素晴らしい芸術作品が展示されています。毎日午後1時に、クーリー・ヘリテージ・トラストのガイドとフェデレーション・スクエアで合流し、バーララング・ウィラム(コモングラウンド)ウォークに参加できます。展示されている先住民アボリジニの芸術作品をガイドが示し、作品の重要性を語ります。また、メルボルンが築かれた土地が、時代とともにどう変化したのかについてもガイドが説明します。ツアー終了時には、メルボルン中心部に設置されたこの重要な場所について、新たな見方を得ていることでしょう。
イージーズ
場所:48 Easey St, Collingwood
もし、廃車となった電車の車両が建物の屋上に置かれていて、その車両の中でオージー風の軽食を食べたらどんな感じがするのか想像してみたことがあるなら(もちろん、ありますね)、実現する絶好の機会です。イージーズ(Easey’s)では、フィッシュ・アンド・チップスやハンバーガーといった定番料理が楽しめるほか、ストリートアートも展示されており、専属の DJ が流す新曲や懐かしのヒップホップを聞くこともできます。みすぼらしさを全面に押し出したトレンドをけん引するメルボルンの評判は正に、コリングウッドのこの空間に集約されています。
クープス・ショット・タワー
場所: ラトローブ・ストリート(LaTrobe Street)とスワンストン・ストリート(Swanston Street)の交差点、メルボルン
近代的なショッピングセンターの中に19世紀に作られた散弾製造塔があるとは、夢にも思わないでしょう。メルボルン・セントラル(Melbourne Central)に入り、大きなガラスの円錐屋根を見上げてみましょう。この屋根は、1888年以来この場所にある歴史的建造物を覆っています。古きと新しきのコントラストを背景に、素敵な思い出の写真を撮りましょう。また、この建物の3階には、散弾製造の歴史を学べる無料の博物館があります。
ポニーフィッシュ・アイランド
場所:Evans Walker Bridge, Southbank
このバーは、実際に建物の上に行ってみるまで分からないほど目立ちません。ヤラ川にかかる歩行者用の橋の下に浮かぶポニーフィッシュ・アイランド(Ponyfish Island)は、メルボルンの街並みを眺めながら限定醸造のビールを楽しめる最高の場所です。
ナイト・マーケット
場所:Queen St, Melbourne
クイーン・ビクトリア・マーケット(Queen Victoria Market)の屋台は一年中人気ですが、夏か冬にメルボルンを訪れる場合は、ここで特別な体験ができます。11月から3月までの水曜日の夜には、夜のマーケットが開かれ、活気に満ちた夏の夜には、さまざまな屋台の食べ物や売店を散策できます。6月から8月までの水曜日の夜は、ほっとする暖かい飲み物、火が勢いよく燃える暖炉、生演奏が楽しめる、冬のナイト・マーケットを体験できます。
シュライン・オブ・リメンバランス
場所:Birdwood Ave, Melbourne
キングス・ドメイン(Kings Domain)の公園地帯には、第一次世界大戦に動員された軍人を記念する戦争慰霊館(Shrine of Remembrance) があります。建物自体が素晴らしいだけでなく、実は、階段で行ける2階にある秘密の展望スポットから、メルボルンに立ち並ぶ高層ビルの絶景を望むことができます。
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メルボルンで人気のルーフトップバー
チャックル・パーク
場所:322 Little Collins St, Melbourne
この路地裏のバーは、存在を知らなければそのまま通り過ぎてしまうでしょう。リトル・コリンズ・ストリート(Little Collins Street)脇の小さな路地にひそかに佇むチャックル・パーク(Chuckle Park)は、サングリア・カクテルとポーク・ロールが楽しめるキャラバン・カフェです。吊り下げ式ランプや数多く置かれた植木が特徴のこのバーは、午後の軽い一杯を楽しむ人たちで賑わっています。