
ヤラバレー車旅行:おすすめスポットとアクティビティをご紹介
ヤラバレー車旅行:おすすめスポットと
メルボルンから1時間ほど車を走らせれば、ヤラ・バレー(Yarra Valley)に到着します。この地域は、絶品のグルメとワインを美しい自然の中で楽しめる地域として高い人気を博しています。
外せない体験
- 寒冷地で育つ植物を集めた庭園を散策する
- ビクトリア州最古のヴィンヤードで育ったブドウを使用したワインを味わう
- 熱気球から眼下に広がる感動的な光景を眺める
1日目:自然に帰る
ヤラ・バレー(Yarra Valley)は、200か所を超えるハイキングコースやサイクリングロードが整備された国立公園へのゲートウェイです。また、国立公園内ではワラビーやウォンバットの姿も見られます。また、冷涼な気候で育つ植物を集めた庭園にも色とりどりの美しい花が咲いています。
多雨林の中を歩く
ウォーキングシューズを履いて、ココダ・トラック・メモリアル・ウォーク(Kokoda Track Memorial Walk、通称「1,000ステップ」)に出かけましょう。なかなか手ごわいウォーキング・コースですが、風景は最高です。木が生い茂る多雨林を通るルートを進むと突然視界が開け、メルボルンの街並みを遥か向こうに望めます。
美しい植物園を訪れる
ビクトリア州のダンデノン丘陵は、冷涼気候で育つ植物が集められた庭園が多数あることで有名な地域です。植物園や樹木園、自然保護区などが各所にあり、何百種もの木々や花々が生き生きと育ち鮮やかな色彩を放っています。
オーストラリア固有の野生動物を間近で見る
オーストラリアを代表する動物や鳥を見たい方は、ヒールズビル・サンクチュアリ(Healesville Sanctuary)に行ってみましょう。広大な敷地内で、200種を超えるオーストラリアの固有動物と野鳥が保護・飼育されています。中々人前に姿を現わさないカモノハシや食欲旺盛なタスマニアン・デビルを観察しましょう。また、樹上の高さに設置された木道を歩きながらコアラを見ることもできます。
滝を目指してハイキング
ヤラ・レンジズ国立公園(Yarra Ranges National Park)では、全長4kmに及ぶカンバーランド・ウォーク(Cumberland Walk)を歩きながら、この地域でかつて栄えた金鉱と林業の歴史を垣間見ることができます。この遊歩道沿いには、樹齢400年のユーカリの木や、ビクトリア州内で最大級の落差を誇る滝であるスティーブンソン・フォールズ(Steavenson Falls)があります。
2日目:頑張っている自分にご褒美
ヤラ・バレー(Yarra Valley)には80か所以上にヴィンヤード(ワイン用のブドウ畑)が広がっており、シャルドネからシラーズまで、あらゆる品種のブドウが栽培されています。この地域ではワイナリー以外にも、果樹園やチョコレート工場、高級レストランなどが営業しています。
熱気球で空中散歩
今日は早起きして朝日を浴びながらの熱気球フライトに出発しましょう。ヤラ・バレーに点在するヴィンヤードや農場、森林を上空から眺められます。フライト後は、バルゴウニー・エステート・ヴィンヤード(Balgownie Estate Vineyard)でシャンパン付きの朝食となります。地産の食材をふんだんに用いた豪華なメニューをお腹いっぱい食べましょう。
ワインテイスティングに出発
ビクトリア州で最古の歴史を誇るワイン産地であるヤラ・バレーには立派なセラードアが各所にあり、ロシュフォード・ワインズ(Rochford Wines)やオークリッジ・ワインズ(Oakridge Wines)、ジャイアント・ステップス(Giant Steps)、イノセント・バイスタンダー(Innocent Bystander)をはじめとするワイナリーのセラードアが特に有名です。また、ワイナリーのほとんどが敷地内に一流のレストランも構えています。
スパークリングワインで有名なワイナリーを訪問
ヤラ・バレーでのワインテイスティングに出かける際は、冷涼性気候のスパークリングワインで有名なドメイン・シャンドン(Domaine Chandon)にぜひ立ち寄りましょう。現役のワイン生産者から直接話を聞きながら敷地内を見学し、フランスのシャンパン製法がオーストラリアに導入され独自にアレンジされてきた歴史を学ぶことができます。
サイクリング・ツアーに出発
今日は車をホテルに残して、サイクリング・ヴァイン・ツアーズ(Cycling Vine Tours)が催行するワインテイスティング・ツアーに参加しましょう。ヤラ・バレーで楽しい一日を過ごせます。地域内をのんびりと巡りながら農家やヴィンヤード、グルメ食材店に立ち寄り、美味しいフードやドリンクを味見しましょう。道中では、カンガルーやキバタン(コカトゥー)をはじめとする野生動物が姿を現すかもしれません。
極上のオーストラリア産ジンを味わう
ヤラ・バレーにはオーストラリアの蒸留所の草分け的な存在として知られるフォー・ピラーズ・ジン(Four Pillars Gin)があります。ぜひ立ち寄ってみましょう。訪れる際には、ジンの試飲やマスタークラスを予約して貴重な体験を楽しみましょう。また、予約なしでも敷地内でジンのフレーバーを加えた軽食とカクテルを味わえます。
地域特産の絶品チーズを味わう
ヤラ・バレー・デアリー(Yarra Valley Dairy)は築100年ほどの牛舎を使用して営業しており、同社が販売している受賞チーズには、何世代にもわたって引き継がれてきた伝統製法が現在でも用いられています。牛乳のチーズだけでなく、ヤギ乳を原料としたゴート・チーズもあり、熟成チーズやチーズマリネ、フレッシュチーズなど、さまざまなテイストを楽しめます。ぜひ立ち寄ってみましょう。
地産地消のグルメを堪能
緑が眩しいヤラ・バレーの農場では、新鮮で美味しい農産物が栽培されています。地産地消をテーマにしたレストランや直売所など、気になるグルメスポットに立ち寄ってみましょう。また、チェリーやピーチ、プラム、ストロベリーグアバ(キバンジロウ)など、四季の移ろいに合わせて旬のフルーツ狩りも楽しめます。
甘いスイーツを頬張る
オリンダ(Olinda)の村では、オンリー・マイン・チョコレート・ファクトリー(Only Mine Chocolate Factory)に忘れずに立ち寄りましょう。熟練ショコラティエが見事な技巧を披露する様子を見ることができます。店内では、自家製ファッジやホットドリンク、ブロック・チョコレートを注文できます。もちろん、お土産として持ち帰れる商品も豊富に販売されています。オンリー・マイン・チョコレート・ファクトリーを後にしたら、次はヤラ・バレー・ショコラティエ&アイス・クリーマリー(Yarra Valley Chocolaterie & Ice Creamery)へ向かいましょう。
ディナーと宿泊
シャトー・イェリング・ホテル(Chateau Yering Hotel)内で営業しているエレノアズ・レストラン(Eleonore’s Restaurant)で、豪華なデギュスタシオン・コースをいただきましょう。このレストランでは、現代オーストラリア料理を取り入れたメニューが豊富に揃っています。豪華なディナーをお腹いっぱい食べた後は、素敵な客室でゆっくり休みましょう。5つ星のシャトー・イェリング・ホテルは、史跡に指定されている古い農家を改築した宿泊施設です。
3日目:芸術&文化に触れる
ダンデノン丘陵(Dandenong Ranges)とヤラ・バレー(Yarra Valley)には、芸術や文化、歴史などの分野で活躍している人々を惹き付けて止まない長閑で美しい風景が広がっています。
史跡の鉄道に乗車する
オーストラリアで最も保存状態の良い蒸気機関車として知られるパッフィンビリー(Puffing Billy)は、急勾配の山間部に敷かれた全長24kmのレールを力強く煙を吹き上げながら走ります。木製の橋を渡り、小さな駅に停車しながら終点へ向かいます。パッフィンビリーでは、豪華ランチを手配してワインとペアリングしながら乗車中に楽しめます。
ブラック・スパー・ドライブを車で走り抜ける
ヤラ・バレーに広がる緑豊かな森林地帯には、ヤシの葉が茂り、木々が空高くそびえています。この森の中を颯爽とドライブしましょう。森の中を抜ける短めの観光道路は非常にオーストラリアらしい大自然に溶け込める人気のルートです。ドライブ中は、車内に流れ込むほのかな森の香りを感じられるはずです。
オリンダでショッピング
ヤラ・バレーの村々には、一日では見切れないほどの大型アンティークショップや専門店が軒を連ねています。中でも、ショッピングに最適な村はオリンダ(Olinda)です。美術品を並べたギャラリーから食器店まで、ありとあらゆる作品やグッズが展示・販売されています。
アートとワインが出会う場所を訪れる
タラワラ美術館(TarraWarra Museum of Art)で、ヤラ・バレー周辺を拠点とするアーティストが手掛けた作品と地産のワインを同時に楽しみましょう。季節ごとに入れ替わる展示を鑑賞しながら受賞ピノ・ノワールや受賞シャルドネも味わえます。建築家がデザインした見事な建物内にイノベーションを凝らした作品が展示されています。