
ノーフォーク島の歴史と文化、自然に触れる旅7日間
ノーフォーク島の
ノーフォーク島は、南太平洋に浮かぶ知る人ぞ知る楽園です。知名度は低いですが、一度訪れると忘れられなくなる島です。
外せない体験
- 透明度の高いエミリー・ベイ・ラグーンで海水浴やシュノーケリングを楽しむ
- 世界遺産アーサーズ・ヴェールで囚人の歴史に触れる
- ノーフォーク島国立公園の美しさを満喫する
1日目:ノーフォーク島の全体像をつかむ
ノーフォーク島には独自の言語があり、「こんにちは」を意味する言葉は「ウォタウェイ」です。ノーフォーク島で過ごす初日は、島の豊かな歴史や文化、自然の美しさに触れてみましょう。
町を散策
ノーフォーク島の中心、バーント・パイン(Burnt Pine)の町の中心部をドライブしましょう。観光案内所に立ち寄ったり、免税店を見て回ったりしましょう。フレンドリーなカフェで、淹れたてのコーヒーやスイーツとともに休憩しましょう。
現地ツアーに出発
ディスカバー・ノーフォーク・アイランド(Discover Norfolk Island)のガイドツアーに参加して、島の魅力を探りましょう。現地を知り尽くしたガイドが、興味深い史跡や絶景スポットなど、島の主な見どころや観光名所に案内してくれます。
グラスボートで水中世界を観察
クリスチャンズ・グラスボトムボート・ツアー(Christian’s Glass Bottom Boat Tour)で、島の魅惑的な水中世界を、船の上から観察しましょう。ネオンカラーの魚でいっぱいの、万華鏡のようなサンゴ礁を眺め、現地で“Norfjuks Laguun”と表記される、穏やかなノーフォーク・ラグーンに生息する生き物を見つけます。
現地の文化と繋がる
フォーベアーズ・アイランド・カルチャー・ツアー(Forebears Island Culture Tour)で、反逆者とそのタヒチ人の妻たちから受け継がれたノーフォーク島の文化に親しみましょう。ツアーでは、伝統の織物や調理法、タヒチの伝統ダンスなどについて知識を深められます。
ノーフォーク島の新鮮な食材を味わう
1930年代の伝統的な島の家を改装した、人気の家族経営レストラン「ホームステッド・レストラン(Homestead Restaurant)」で、地元の新鮮な食材を活かしたディナーをいただきましょう。シェフのカート(Kurt)が、ノーフォーク島産の肉や新鮮な魚をグリルして旬の野菜と一緒に美しく盛り付けてくれます。
2日目:島中をさらに探検
ノーフォーク島には、小さい島の面積からは想像できないほどのサプライズが溢れています。世界遺産エリアを見学したり、隠れた名所を発見しましょう。また、展望エリアから雄大な景色を写真に収めましょう。
ピット山から絶景を望む
ノーフォーク島で2番目に大きな山頂にあるピット山展望台(Mount Pitt Lookout)までドライブし、島の360度のパノラマを眺めましょう。松の緑と太平洋の青、黄土色のフィリップ島(Phillip Island)のコントラストが見られます。
セント・バーナバス・チャペルを見学
19世紀に建てられたセント・バーナバス・チャペル(St Barnabas Chapel)の中に入り、真珠貝を用いた内装やステンドグラス、船をイメージした木造の天井などを仰ぎ見ましょう。ガイドツアーでこの教会の深い歴史を詳しく教えてもらえます。
世界遺産にあるゴルフコースでナイスショット
ノーフォーク・アイランド・ゴルフ・クラブ(Norfolk Island Golf Club)で、雄大なシマナンヨウスギの林と太平洋を背景に、ラウンドに挑戦しましょう。ここは、世界遺産の中にある非常に珍しいゴルフ場です。ラウンド後は、クラブハウスのカフェ「オリーブ・ブランチ(Olive Branch)」で和食メニューをいただきましょう。
豪華なピクニックでリラックス
崖の上から夕日を眺める絶好のスポット、パピーズ・ポイント(Puppy's Point)で、ワインとピクニック・ディナーを楽しみながら、一日の疲れを癒やしましょう。プラターズ・バイ・ペイジ(Platters by Paige)でピクニック用のケータリングを手配すれば、特別な夜にふさわしい豪華な食事とドリンクを用意してもらえます。
3日目:ノーフォーク島を囲む海に親しむ
今日は、ノーフォーク島のまばゆい海岸線を探検しましょう。島周辺の海には60種を超える海洋生物が生息しており、有名なフィッシング・スポットも各所にあります。きらめくビーチや、岩に囲まれた秘密の入り江にも足を延ばしてみましょう。
手つかずのダイビングスポットを発見する
スキューバダイビングの免許をお持ちなら、ノーフォーク・アイランド・ダイビング(Norfolk Island Diving)のツアーに参加して、南太平洋で最も手つかずのダイビングスポットを発見しましょう。見事な洞窟や海底の深い割れ目、美しいサンゴ礁の周囲を優雅に泳ぐ無数の海洋生物など、素晴らしい光景が待っています。
紺碧の海の中をシュノーケリングで探検
虹色の魚や色とりどりのサンゴの庭園を泳ぎましょう。運が良ければ、優雅に泳ぐウミガメの姿も見られます。岸からわずか数メートルのところにサンゴ礁が広がるエミリー・ベイ・ラグーン(Emily Bay Lagoon)やスローター・ベイ(Slaughter Bay)のきらめく海へ泳ぎ出しましょう。
混雑知らずのサーフビーチで波を独り占め
ノーフォーク島には、素晴らしい波に乗れるサーフビーチが各所にあります。スローター・ベイ(Slaughter Bay)やセメタリー・ビーチ(Cemetery Beach)といった、手つかずのリーフブレイクで、現地サーファーに混じって波に乗りましょう。町から離れたアンソン・ベイ(Anson Bay)では、ビーチブレイクで波乗りを楽しめます。
今夜のディナーを釣りに出発
海釣りにチャレンジして、見たことがない大物を狙いましょう。ノーフォーク島周辺の海では驚くほど簡単に魚が釣れるので、じっくりと腰を据える「フィッシング」と言うより、魚を次々と「捕まえる」といった感覚かもしれません。船を半日チャーターして、究極のフィッシング・デーを過ごしましょう。
本物の島の味を試しましょう。
タヒチアン・ダンスとサンセットを眺めながら、「アイランド・フィッシュ・フライ(Island Fish Fry)」でアイランドスタイルのディナーをいただきましょう。新鮮な魚のフライ、伝統的なココナッツ・ブレッド、ピーリ(バナナケーキ)、ココナッツ・デザートパイなど、地元料理のバイキングを楽しみましょう。
4日目:自然に還る
ノーフォーク島の美しい自然に抱かれて、癒しの時間を過ごしましょう。起伏に富んだ海岸線、なだらかな緑の丘、高くそびえる松林をはじめ、興味深い見どころが島内各所にあります。
フラッグスタッフ・ヒルで日の出を鑑賞
朝一番にフラッグスタッフ・ヒル(Flagstaff Hill)の頂まで登り、水平線から昇る朝日を眺めましょう。山頂までは200段の階段がありますが、その見晴らしに、疲れも吹き飛ぶでしょう。
フィリップ島でトレッキング
ハイキング上級者の方は、近くのフィリップ島(Phillip Island)のガイドトレッキングに参加してみましょう。フィリップ島は、レッドセンターの象徴的な一枚岩を思わせる火山性の風景から、「南太平洋に浮かぶウルル」とも呼ばれています。
国立公園でハイキング
ノーフォーク島の国立公園内にあるキャプテン・クック・モニュメント&ルックアウト(Captain Cook Monument and Lookout)まで行ってみましょう。展望スペースから海を眺めると、ユニークな巨岩、エレファント・ロック(Elephant Rock)やバード・ロック(Bird Rock)が見えます。海岸沿いのブライドル・トラック(Bridle Track)に沿って歩いてみましょう。緑のオウムやパシフィック・ロビン(ヒタキ科の鳥)が姿を現わすことがあります。
迫力満点のモートン・ベイ・フィグの巨木を見に行く
ノーフォーク島を代表するモートン・ベイ・フィグ(イチジクの一種)の巨木が並ぶ小道を歩いてみましょう。この地に生えているモートン・ベイ・フィグは樹齢200年以上とも言われており、タコの足を思わせる巨大な根を張り巡らせる姿は、まさに圧巻です。
海岸線沿いの森を抜けるハイキング
ウォーキングシューズを履いて、絶景が広がる2.3kmのハイキングコースへ向かいましょう。ハンドレッド・エーカーズ・リザーブ(Hundred Acres Reserve)の深い森を抜けると、ロッキー・ポイント(Rocky Point)に到着します。空高く舞う海鳥とワイルドな荒波の向こうに、濃いオレンジ色のフィリップ島(Phillip Island)が見えます。
5日目:歴史と文化に親しむ一日
島全体が歴史と文化にあふれています。今日は、島を代表する史跡を巡りましょう。物語や遺跡から、当時の様子に思いを馳せましょう。
オーストラリアの囚人遺跡群(世界遺産)を見学
ユネスコ世界遺産のキングストンとアーサーズ・ヴェールの歴史地区(Kingston and Arthur's Vale Historic Area)で、監獄跡や、美しいジョージ王朝時代の建物をセルフガイドで巡りましょう。植民地時代に英国から追放された囚人が収監されていた場所です。
ノーフォーク島の博物館で好奇心を満たす
キングストンには4つの歴史博物館があります。ミュージアム・パスを購入すれば、すべての博物館に入場できます。1790年にキングストンの岩礁で難破した第一船団の旗艦、HMSシリウス号(HMS Sirius flagship of the First Fleet)に関する品を展示するシリウス・ミュージアム(Sirius Museum)は、ぜひ訪れてください。
360度のパノラマ壁画を鑑賞
趣あるヒーライ・レストラン(Hilli Restaurant)で、地元のシーフードや新鮮な食材を楽しみましょう。レストランの隣、受賞歴のあるフレッチャーズ・ミューティニー・サイクロラマ(Fletcher’s Mutiny Cyclorama)で、1856年にノーフォーク島に到着したピトケアン諸島(Pitcairn Islands)の人々を描いた360度のパノラマアートを眺めましょう。
恐怖の幽霊ツアーに出発
勇気があれば、不気味なランタン・リット・ゴースト・ツアー(Lantern Lit Ghost Tour)に参加して、日没後にノーフォーク島の囚人墓地や監獄跡、オーストラリアで最も呪われた、いわくつきの館などを探検してみましょう。神秘的な星空の下、背筋が凍るストーリーに耳を傾けながら恐怖スポットを訪れましょう。
6日目:島のグルメ街道をたどる
ノーフォーク島では「地産地消」というサステナブルな食の考え方を大切にしています。今日は、島ならではのユニークなグルメを実際にいただきましょう。
自家栽培の農産物を調達
島の人々の多くが野菜を栽培し、道ばたの無人販売所(Honesty Box)で、その恵みを分けてくれます。観光案内所で、島に点在する無人販売所をまとめた「ハント&ギャザー(Hunt & Gather)」マップを入手できます。また、毎週土曜日に開催されているファーマーズ・マーケットにも忘れずに行ってみましょう。
狩猟採集文化を発見
ノーフォーク島では、地産地消の食文化が、200年以上にわたって住民の暮らしに浸透しています。パドック・トゥー・プレート・ツアー(Paddock to Plate Tour)で、島で実践されるサステナブルな食文化について学びましょう。地元の農場やマーケットガーデンを訪れ、2コースの季節の料理をいただきます。
ピザとクラフトビールで一休み
カスタウェイ・レストラン&バー(Castaway Restaurant and Bar)で日当たりの良いデッキ席に着き、炭火焼ピザ(金曜のみ)や爽やかなクラフトビールをいただきましょう。併設のノーフォーク・アイランド・ブルーイング(Norfolk Island Brewing)は、島で唯一の醸造所です。
絶景のハイティーを楽しむ
フォレスター・コート(Forrester Court)では、食事も景色も美しい。毎週水曜日と日曜日は、カスケード・ベイ(Cascade Bay)の青い海を見下ろす崖の上の庭園で、季節感あふれる優雅なハイティー・ランチョン(High Tea Luncheon)を楽しめます。
ノーフォーク島の家庭料理を楽しむ
バウンティ・ツアーズ(Baunti Tours)の「プログレッシブ・ディナー(Progressive Dinner)」で、ノーフォーク島のローカルライフを体験しましょう。このツアーでは3軒の民家を訪れ、それぞれで美味しい家庭料理が振る舞われます。のんびりと食事を楽しみ、地元の話を聞き、島の暮らしを味わう夜です。
7日目:島のペースでリラックス
今日は、ゆっくりと時間が流れる島のライフスタイルを満喫しましょう。大自然の力を借りて、癒やしとくつろぎを。ノーフォーク島に滞在中は忙しい日常を完全に忘れましょう。
金色に輝くビーチでリラックス
エミリー・ベイ・ラグーン(Emily Bay Lagoon)の穏やかで透明な海で泳いだり、ビーチでピクニックをしたり、アイランドスタイルで癒やされましょう。金色に輝く砂浜と背の高いシマナンヨウスギに縁取られたエミリー・ベイ・ラグーンは、南太平洋で最も美しいビーチ10選の一つに選ばれています。
ゆっくり時間を取ってリフレッシュ
セレニティ・デイ・スパ(Serenity Day Spa)の癒しのトリートメントで、心身共にリラックスしましょう(90分の「エミリー・ベイ・エスケープ」コースで全身が輝きます)。町中でのプライベート・ヨガやグループ・セッションに参加して、思い切り体を伸ばしましょう。
ノーフォーク島唯一のワイナリーに立ち寄る
家族経営のトゥー・チムニーズ・ワインズ(Two Chimneys Wines)に立ち寄り、陽光降り注ぐベランダで、極上のワインを味わいましょう。新鮮なチーズと島の牧場で生産された肉の豪華な盛り合わせランチと一緒にワインを楽しめます。
草木が茂る植物園を探検
固有の植物や野生動物が観察できるノーフォーク島の植物園に行ってみましょう。巨大なシダや亜熱帯の多雨林に育つ植物に囲まれて、静かなひと時を過ごせます。敷地内のディスカバリー・センター(Discovery Centre)では、島に生息するユニークな種の歴史を詳しく学べます。
夜空のショーに見入る
ノーフォーク島は、国際ダークスカイ協会から「ゴールドレベル」のダークスカイ認定(Gold Level Dark Sky)を受けており、未体験の素晴らしい星空を楽しむことができます。ガイド付き星空観賞ツアーに参加して、月や表面のクレーター、土星の環を望遠鏡で覗いてみましょう。