
タスマニア観光はドライブ旅行しよう!おすすめ東側ルート5日間
タスマニア観光は
タスマニア州の東海岸へ向かいましょう。真っ白な砂浜を散歩し、タスマニアン・デビルに「グッデイ」と声をかけ、採れたてのカキを頬張るなど、旅のアイデアは尽きません。
Trip overview
外せない体験
- 新鮮なカキ、イセエビ、魚など、海のごちそうを堪能
- 見事な光景が広がるベイ・オブ・ファイアーズの砂浜を散歩
- マリア島でウォンバットやタスマニアン・デビルを観察
1日目:ホバートからオーフォードへ(マリア島国立公園を経由)
タスマニア州の州都であるホバートは、魅力溢れる東海岸地域へのゲートウェイです。この町を拠点として、水中や空中でのアクティビティを思い切り楽しみましょう。
絶品のコーヒーで一日をスタート
ホバート(Hobart)では、美味しいコーヒーを片手に静けさが心地良いウォーターフロント地区を散歩しましょう。最高の気分で一日を始められます。ホバートにはコーヒー通も唸る味と香りが自慢のカフェが複数あります。早朝に立ち寄って、覚めの一杯を楽しみましょう。
見事な芸術作品を鑑賞する
フェリーに乗ってミュージアム・オブ・オールド&ニュー・アート(Museum of Old and New Art、通称MONA)へ向かいましょう。民間の美術館としてはオーストラリア最大のコレクションが地下のギャラリーに展示されています。敷地内には軽食店が数件あるので、斬新な作品を鑑賞して小腹が空いたら立ち寄りましょう。
絶品シーフードを心ゆくまで食べる
タスマニア州を巡るロードトリップでは、トリアブーナ(Triabunna)の町に立ち寄ってみましょう。美しいビーチや緑が眩しいユーカリの森が周辺に広がっています。水揚げされたばかりの新鮮なブルー・マッセル(ムール貝の一種)やホタテは絶品です。ただし、トリアブーナには名物のフィッシュ&チップスもあるので、各スポットで食べる量を上手く調節しましょう。
マリア島を徒歩で探検
マリア島(Maria Island)にはさまざまなハイキングコースがあり、ガイドと共に出かける複数日ツアー「マリア・アイランド・ウォーク(Maria Island Walk)は人気のアクティビティです。新鮮な空気を思い切り吸いながら海岸線沿いの美しい風景を眺めましょう。小走りで駆け抜けるウォンバットの姿が見られることもあります。この島での滞在は、一生忘れられない思い出となることでしょう。
海岸に沿ってマリア島周辺をクルーズ
マリア・アイランド・クルージズ(Maria Island Cruises)のエクスペディションに参加すれば、マリア島を効率よく(そして楽しく)探検できます。終日ツアーでは、遊覧クルーズで息を呑むほど美しい海岸線を見て回り、自然の力で美しい模様が表面に描かれた崖の「ペインテッド・クリフス(Painted Cliffs)」や、海洋生物の化石が埋まった崖の「フォッシル・クリフス(Fossil Cliffs)」などに訪れます。
オーフォードに滞在
プロッサー川(Prosser River)の河口に位置するオーフォード(Orford)は、観光客に人気の村です。すぐ傍のラスピンズ・ビーチ自然保護区(Raspins Beach Conservation Area)では、海水浴やハイキングを楽しめます。また、遊歩道を辿り、入植時代の収容所の跡地「パラダイス・プロベーション・ステーション(Paradise Probation Station)」に行くこともできます。
2日目:オーフォードからスワンジーへ
今日は、とにかく「美しい」の一言に尽きるルートをドライブします。グレート・オイスター・ベイ(Great Oyster Bay)を見下ろす壮大なフレシネ半島(Freycinet Peninsula)の景色を楽しみながら、この地の新鮮な特産物を使用した美味しいグルメに舌鼓を打ちましょう。
水辺でアクティブに過ごす
フレシネ半島(Freycinet Peninsula)の絶景が海の向こうに見えるメイフィールド・ベイ・コースタル・リザーブ(Mayfield Bay Coastal Reserve)では、フィッシングや海水浴、サーフィン、ダイビングなどを思い切り楽しめます。また、この自然保護区の近くには、1800年代に囚人によって造られた石橋「スパイキー・ブリッジ(Spiky Bridge)」があります。この橋は名前の通り、尖った石が無数に突き出すユニークな形をしています。
美味しいベリーで疲労回復
この辺りの地域は、タスマニア州でも特に美味しい農産物が採れることで有名です。地域を代表する農家に立ち寄ってみましょう。ケーツ・ベリー・ファーム(Kate’s Berry Farm)では、バスケットを手にベリー狩りを楽しんだり、チョコレートや自家製ジャムを試食したりできます。このファームに立ち寄る際は、サクサクのコーンに乗った絶品のアイスクリームを忘れずに食べていきましょう。
美しい景色が自慢のワイナリーに立ち寄る
冷涼性気候ワインで有名な家族経営ワイナリーのミルトン・ヴィンヤード(Milton Vineyard)では、素晴らしい景色の中で絶品のワインを試飲できます。居心地の良い雰囲気に満ちたミルトン・ヴィンヤードに立ち寄り、セラードアで美味しいワインを試飲しながら遠くまで広がるタスマニア州の肥沃な農地を眺めましょう。
豪華なシーフードに舌鼓を打つ
手付かずの自然が残るタスマニア州の東海岸は、絶品のシーフードで有名です。メルシャル・オイスター・シャック(Melshell Oyster Shack)では、新鮮なカキの殻をその場で剥いてもらえます。また、店内のテーブルで新鮮なシーフードを自分で調理して食べることもできます。
澄んだ空気の中で極上のマッサージを体験
スワン・リバー(Swan River)の川辺で受けるウェルネス・トリートメントは、まさに「極楽」です。スワン・リバー・サンクチュアリ(Swan River Sanctuary)は、薪の直火で暖められたサウナが併設された宿泊施設で、訪れる方すべてに最高の癒しを提供しています。
3日目:スワンジーからフレシネ国立公園へ
地上の楽園、フレシネ(Freycinet)へ向かいましょう。スモーキーなピンク、シルバーに輝くグリーン、吸い込まれるような群青など、色とりどりの美しい風景が待っています。
雄大な自然の風景を目の当たりにする
フレシネ国立公園(Freycinet National Park)は、大自然の見事な美しさを全身で感じられる貴重な場所です。ピンクがかったニュアンスカラーの山頂が印象的なハザーズ山脈(The Hazards)が、ワイングラス・ベイ(Wineglass Bay)の穏やかなブルーの水へと続く真っ白に輝くビーチを囲むようにそびえています。
展望台までハイキング
タスマニア州で屈指の絶景が望めるワイングラス・ベイ展望台(Wineglass Bay Lookout)に登ってみましょう。この展望台から環状の遊歩道「ワイングラス・ベイ&ハザーズ・ビーチ・サーキット(Wineglass Bay and Hazards Beach Circuit)」を辿ると、ハザーズ山脈(Hazards Mountain Range)の一部を通り抜けながらビーチへ降り、展望台まで戻ることができます。
クルーズ船で最高の思い出作り
半島の海岸線に沿って進むボートに乗り込んで、クルーズ観光に出かけましょう。陸からとは異なるユニークな風景を楽しめます。クルーズの途中では、海路でしか行くことのできない美しいビーチや、リトル・ペンギンが多数生息する島に立ち寄ります。また、海の中に出来た洞窟や見事な眺めの滝などもボートから見ることができます。
世界屈指の大自然を上空から俯瞰
フレシネ(Freycinet)には世界屈指の美しい風景が広がっていますが、見どころの多くは陸路でアクセスできません。そのため、フレシネの見事な巨石群やビーチを眺めるには遊覧飛行がお勧めです。
新鮮なカキに舌鼓を打つ
この地域の名物は新鮮なカキです。フレシネ・マリン・ファーム(Freycinet Marine Farm)に立ち寄れば、水揚げされたばかりのカキをお腹いっぱい食べられます。養殖場を見学したら、カキだけでなく、マッセル(ムール貝)やホタテ、イセエビなども食べてみましょう。また、フレシネ・マリン・ファームではカキの水揚げも体験できます。専用の装備を身に付けて海に入り、自分で採ったカキの殻をその場で剥いて食べましょう。
旅のスタイルに合わせて宿泊
フレシネ半島でラグジュアリーな宿泊を楽しみましょう。 フレシネ・エコ・リトリート(Freycinet Eco Retreat)では、自然環境に配慮したエコ・スタジオに宿泊できます。一方、フレシネ・ロッジ(Freycinet Lodge)では、キャビンタイプの客室に宿泊できます(屋外バスタブ付きの部屋もあります)。また、受賞歴を持つ豪華ロッジのサファイア・フレシネ(Saffire Freycinet)では、ラグジュアリーなヴィラに滞在して一流のダイニングやスパを心ゆくまで楽しめます。
4日目:フレシネ国立公園からセント・へレンズへ
タスマニア州北東部の海岸線周辺には海洋保護区や緑豊かな森林が広がる国立公園があり、多様性に富む動植物を目にすることができます。

森林浴で澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込む
タスマニア州の海岸線と山々に囲まれたダグラス・アプスリー国立公園(Douglas-Apsley National Park)には、遥か眼下に川が流れる渓谷や数千もの滝が各所に点在する美しい森林が広がっています。この国立公園では、大自然の中をハイキングして癒しの時間を楽しんだり、冷たい水が心地良い水場でひと泳ぎしたりして、ゆったりと過ごしましょう。
タスマニア州に生息する野生動物を観察
イースト・コースト・ネイチャーワールド(East Coast Natureworld)は60ヘクタールもの広大な敷地を持つ自然公園で、敷地内にはラグーンもあります。イースト・コースト・ネイチャーワールドは環境保全活動に尽力しており、緑豊かな敷地はタスマニアン・デビルやフクロネコ、コアラ、ヘビ、オウムなどが安心して生息できる場所として整備されています。
ビーチでピクニックを楽しむ
美しい風景を目の前に特製ランチを頬張りながら、敢えて何もしない空白の時間を楽しみましょう。ケータリング専門店のポップアップ・ピクニック・タスマニア(Pop-Up Picnic Tasmania)で、現地の人気店が手掛ける美味しい食品を集めたピクニック・ボックスを注文できます(イスやパラソルもまとめて手配できるデラックス・プランもあります)。
野生のリトル・ペンギンを観察
ビチェノ(Bicheno)を訪れたら、日没に合わせてリトル・ペンギンを見に行きましょう。ビチェノ・ペンギン・ツアーズ(Bicheno Penguin Tours)のツアーを利用すれば、一般の立ち入りが制限されている岩場の特別スポットに案内してもらえます。ここから、日没とともに海から上がり陸上の巣へと向かう可愛いペンギンの姿を静かに観察できます。
ダイナミックな砂丘に圧倒される
魅力溢れる漁村のセント・へレンズ(St Helens)は、セント・へレンズ・ポイント保護区(St Helens Point Conservation Area)へ向かう際の拠点として便利なロケーションにあります。また、村からすぐ近くにサンドボーディングを楽しめる広大なペロン砂丘(Peron Dunes)もあります。サンドボーディングだけでなく、フィッシングやビーチでの散歩、バードウォッチングなどもこの周辺で人気のアクティビティです。
ユニークな歴史に触れる
博物館のセント・へレンズ・ヒストリー・ルーム(St Helens History Room)に立ち寄り、ジョージ・ベイ(Georges Bay)周辺に古代から暮らしてきたアボリジナルピープルや、捕鯨船の乗組員、水夫、スズ鉱山で探鉱に勤しんだ中国人など、この地域でさまざまな人々が紡いできた壮大な歴史を紐解きましょう。一方、メインリー・マリタイム(Mainly Maritime)では、この地の海事史を詳しく学べます。
5日目:セント・へレンズからベイ・オブ・ファイアーズへ
タスマニア州の東海岸を巡る最終日は、想像をはるかに超える大スケールの自然を見に行きます。ベイ・オブ・ファイアーズ(Bay of Fires)では、異世界を思わせる奇岩や美しい砂浜のビーチが広がるユニークな風景が待っています。
異世界を思わせるベイ・オブ・ファイアーズを見に行く
リゾートの町として知られるビナロング・ベイ(Binalong Bay)は、全長50kmの見事な海岸線が広がるベイ・オブ・ファイアーズ(Bay of Fires)へのゲートウェイです。ベイ・オブ・ファイアーズではオーストラリアを代表する絶景を望めます。透明なブルーの海と眩しく輝く白い砂浜が出会うビーチを、オレンジがかった地衣類に覆われた多数の巨石が覆っています。
海上で野生動物を発見
ベイ・オブ・ファイアーズ・エコ・ツアーズ(Bay of Fires Eco Tours)が催行しているクルーズ・エクスペディションに参加して、海岸周辺を探検しましょう。沖に浮かぶ島や有名なスループ・ロック(Sloop Rock)に立ち寄れるほか、季節に応じてクジラやオットセイ、アシカ、イルカなどを目の前で見ることができます。
アボリジナルピープルの歴史を学ぶ
タスマニア州に長めに滞在できる時間的余裕がある場合は、4日間のガイド付きツアー「ウカリナ・ウォーク(wukalina Walk)」を利用してみましょう。このツアーでは、先住民のパラワ族(タスマニア州に古代から暮らしているアボリジナルピープル)が先祖代々築いてきたララプナ(larapuna、ベイ・オブ・ファイアーズを含む地域を指す先住民の言葉)との深い繋がりを全身で体験できます。
森の木々が奏でる音を聞きながら眠りに落ちる
森の中を吹き抜ける風に耳を澄ませながら眠りに落ちる夜は、一生忘れられない貴重な思い出となるはずです。10張りのベル型テントが宿泊用に用意されているベイ・オブ・ファイアーズ・ブッシュ・リトリート(Bay of Fires Bush Retreat)を予約して、ビナロング・ベイ(Binalong Bay)のビーチの背後に茂る広大な森で一晩を過ごしましょう。