
タスマニア州を一周するロードトリップ
タスマニア州を
輝く大海原が広がるビーチ、山々の見事な冠雪、世界遺産の原生地域など、タスマニア州を巡る旅では大自然をテーマにしたドキュメンタリーの世界をリアルに味わえます。
旅の概要
外せない体験
- ベイ・オブ・ファイアーズとワイングラス・ベイを探検
- クレイドル・マウンテンでハイキング
- ゴードン・リバーでクルーズ船に乗る
1日目:ホバートからフレシネ国立公園へ
タスマニア州の東海岸に沿って壮大な旅を進めましょう。タスマニア州の大自然に親しみたい方にお勧めのルートです。ホバートの魅力を味わい尽くしたら、次はフレシネ国立公園(Freycinet National Park)へ向かいましょう。
タスマニア州の州都を観光
サリバンズ・コーブ(Sullivans Cove)で砂岩を建材として19世紀に造られた倉庫を眺めながら、サラマンカ・プレース(Salamanca Place)を目指しましょう。なお、道中には美味しいレストランが軒を連ねているので忘れずに立ち寄りましょう。ホバートでは土曜日にサラマンカ・マーケット(Salamanca Market)が開かれます。土曜日に滞在できる場合はぜひマーケットに立ち寄ってみましょう。この街の必見ポイントです。
アボリジナルピープルの歴史を紐解く
先住民パラワ族(タスマニア州に古代から暮らしているアボリジナルピープル)の生きた歴史に触れられるツアーに参加して、ホバートの街を知り尽くしましょう。タカラ・ニパルナ(takara nipaluna)ウォーキングツアーでは、歴史を紐解くストーリーに耳を傾け、先長い歴史の中で起こった出来事の数々を表現する印象的なパフォーマンスを鑑賞できます。
スワンジーの町に立ち寄る
スワンジーは、どこまでも続く長いビーチとピンクの花崗岩が印象的なハザーズ(Hazards)山脈で有名です。また、この町にあるケーツ・ベリー・ファーム(Kate’s Berry Farm)は寒冷気候で育つ美味しいベリーで有名です。ファームが経営するユニークなカフェで、ベリーの実やジャム、アイスクリームを食べてみましょう。
コールズ・ベイから絶景を望む
海沿いの休暇村として知られるコールズ・ベイ(Coles Bay)は、フレシネ国立公園(Freycinet National Park)へのゲートウェイです。ハザーズ山脈の麓に佇むこの町で一休みしましょう。最高のロケーションを楽しめます。また、腹ごしらえにはジオグラフ・レストラン(Géographe Restaurant)がお勧めです。
絶景スポットを目指してハイキング
フレシネ国立公園の広大な森林は絶好のハイキングスポットです。公園内にはさまざまな難易度のハイキングコースがあり、スリーピー・ベイ(Sleepy Bay)へ抜ける初級者向けコース(所要時間10分)からマウント・アモス(Mount Amos)の山頂へ向かう上級者向けのコースまであります。また、所要時間90分の環状ルートを辿ってワイングラス・ベイ展望台(Wineglass Bay Lookout)へ向かうコースも人気があります。
カキの水揚げに挑戦
タスマニア州の東海岸は絶品のシーフードで有名です。フレシネ・マリン・ファーム(Freycinet Marine Farm)ではカキやムール貝が毎日水揚げされています。また、長靴と防水作業着が一体化した特別の装備を着用してカキ採りと殻剥きを体験し、自分で採った新鮮なカキをその場で食べることもできます。
自然に囲まれた宿泊施設を利用する
フレシネ国立公園(Freycinet National Park)でのキャンプは、フレシネ観光センター(Freycinet Visitor Centre)で予約できます。また、屋外にバスタブが設置された客室「コースタル・パビリオン(Coastal Pavilions)」が利用できるフレシネ・ロッジ(Freycinet Lodge)での宿泊も人気のオプションです。さらに、ワイングラス・ベイ(Wineglass Bay)を巡るクルーズ船も利用できます。
2日目:フレシネ国立公園からベイ・オブ・ファイアーズへ
タスマニア州の北東部では、鮮やかなブルーの水を湛えたワイングラス・ベイ(Wineglass Bay)からオレンジがかった地衣類に覆われた巨大な岩が印象的なベイ・オブ・ファイアーズ(Bay of Fires)まで、色とりどりの美しさを放つ自然の風景を楽しめます。
セント・へレンズへ足を延ばす
セント・へレンズ(St Helens)の海では、アクティビティとグルメの両方を満喫できます。海水浴とサーフィンを思い切り楽しんだら、この地域の特産品として有名なイセエビに舌鼓を打ちましょう。周辺を徒歩で散策したい方は、ペロン砂丘(Peron Dunes)やビールバレル・ビーチ(Beerbarrel Beach)へ向かう往復1時間の遊歩道を辿ってみましょう。
ベイ・オブ・ファイアーズのカラフルな自然に溶け込む
ゆっくりと時間が流れるビナロング・ベイ(Binalong Bay)は、ベイ・オブ・ファイアーズ(Bay of Fires)へのゲートウェイです。この湾は、どこまでも続く真っ白な砂浜に澄んだ海水が打ち寄せる美しい観光スポットです。ビナロング・ベイで特に有名なのは、オレンジ色を帯びた多数の巨大な岩です(岩の表面に育った藻が発する色のため)。ここは、大自然の美しさを目の当たりにできる貴重な場所です。
ボートに乗り込み湾内を探検
ベイ・オブ・ファイアーズではベイ・オブ・ファイアーズ・エコ・ツアーズ(Bay of Fires Eco Tours)のクルーズ船ツアーをぜひ利用しましょう。アクアマリン色の海を進みながら、陸上とは異なる視点で周辺の美しい景色を眺められます。同社はクルーズ以外にもさまざまなツアーを催行しており、湾の南端で見事な巨石群や海で戯れるアザラシを見に行くこともできます。
大自然の中で宿泊
ベイ・オブ・ファイアーズ・ブッシュ・リトリート(Bay of Fires Bush Retreat)でグランピングの宿泊を楽しみましょう。美しい海に飛び込んで思い切りアクティブに過ごせます。この施設では共同キッチンが整備されているので、各自で自由に食事を準備できます。一方、事前に食事を注文することもできるので、興味のある方はタジー(タスマニア州の通称)自慢の地産の食材を活かした料理をオーダーしてみましょう。思い切り遊んで思い切り食べた後は、自然が発する穏やかな音に耳を済ませながらぐっすりと眠りましょう。
3日目:ベイ・オブ・ファイアーズからロンセストンへ
タスマニア州に滞在中は、内陸部にもぜひ足を伸ばしてみましょう。深い歴史が刻まれたチャーミングな町やなだらかな丘陵地帯に広がるヴィンヤード(ワイン用のブドウ畑)が待っています。
スリル満点の本格的なサイクリングに挑戦
カントリーサイドの雰囲気に満ちたダービー(Derby)の町周辺には世界有数のマウンテンバイク用コースが走っており、初級から上級まで、あらゆるレベルの方が楽しめます。時間に余裕がある方は、ブルー・ダービー・ポッズ(Blue Derby Pods)が複数日にわたって催行しているラグジュアリーなマウンテンバイク体験に参加してみましょう。一生忘れられない思い出が作れるはずです。
冷熱を活かしたウェルネス体験
リラックスしながら日頃の疲れを吹き飛ばしませんか?レイク・ダービー(Lake Derby)のフローティング・サウナ(Floating Sauna)では、薪を使った直火で用意されたサウナを利用できます。水蒸気に包まれて思い切り汗をかいた後は、目の前に広がる湖の冷たい水に飛び込みましょう。最高のリフレッシュメントとなるはずです。
歴史ある都市を散策
オーストラリアで最も歴史ある都市の一つであるロンセストン(Launceston)は、グルメスポットとしても近年注目を集めています。ロンセストン市内には、クイーン・ビクトリア博物館と美術館(Queen Victoria Museum and Art Gallery)やタスマニア州国立自動車博物館(National Automobile Museum of Tasmania)をはじめとするギャラリーやミュージアムが多数あります。
空を横切り渓谷を見下ろす
ロンセストン市中心部から歩いてすぐ行ける距離にあるカタラクト渓谷(Cataract Gorge)には、保護区に指定されている綺麗な小川が流れています。渓谷では川の上に架けられた吊り橋を渡ってみましょう。また、ワイヤー1本で椅子を吊るタイプのリフトとしては世界最長の距離を誇るチェアーリフトに乗ることもできます。
大自然の中でナイスショット!
ゴルフ好きの方は、世界的に有名なバーンボウグル・デューンズ・ゴルフ・リンクス(Barnbougle Dunes Golf Links)でラウンドを楽しみましょう。ワイルドでダイナミックな風景の中に、ワールドクラスの3コースが整備されています。このゴルフコースでは、フィールドで食事を楽しんだり、宿泊施設に滞在したりできます。
タスマニア産ワインで乾杯
ロンセストンのすぐ北、入り江に沿ったエリアにテイマー・バレー(Tamar Valley)があります。テイマー・バレーはタスマニア州最大のワイン産地で、ヴィンヤードが地域内の20か所以上に点在しています。ワインが飲めない方はロウ・ヘッド(Low Head)へ向かいましょう。夕暮れ時に浜へあがってくるペンギンたちのパレードが見られます。
4日目:ロンセストンからスタンリーへ
野生動物が多数生息する国立公園から、太古の火山活動によって形成された壮大なカントリーサイドの風景まで、想像を遥かに超えるダイナミックな旅のハイライトが待っています。
タスマニア州を代表する工芸の町に立ち寄る
ミーンダー・リバー(Meander River)が中心部を流れるデロレイン(Deloraine)は絵本から出てきたような美しい町で、通り沿いにはジョージ王朝やビクトリア王朝時代の建物を改装したギャラリーやブティック、クラフトショップなどが軒を連ねています。また、デロレインでは毎年11月にオーストラリア最大の手工芸品フェアが開催されています。
海岸線沿いの人気スポット、デボンポートに立ち寄る
旅を進める途中で、海岸沿いの賑やかなデボンポート(Devonport)の町に立ち寄ってみましょう。素晴らしいビーチに加え、遊歩道やサイクリングロードが整備されていることで有名なスポットです。デボンポートからすぐ行けるリリコ・ビーチ(Lillico Beach)では、毎日日没後に世界最小のペンギンが上陸し、いわゆる「ペンギン歩き」で浜を横切る様子が見られます。
野生動物を発見
「永遠に広がる大地」とも表現されるタスマニア州のナラワンタプ国立公園(Narawntapu National Park)にはオーストラリアの固有動物が多数生息しています。カンガルーやワラビー、ウォンバット、アカハラ・ヤブワラビーなどを探してみましょう。野生のタスマニアン・デビルが姿を現すかもしれません。
火山性の露頭を見学
漁村スタンリー(Stanley)は、「ザ・ナット(The Nut)」と呼ばれる火山性の露頭で有名です。ザ・ナット・チェアーリフト(The Nut Chairlift)に乗って露頭の高原に行ってみましょう。全周2kmほどの露頭は歩き回れるようになっており、見事な絶景を楽しめます。
空中アドベンチャーに挑戦
露頭を超えて遥か上空から周辺地域を眺めてみたい方には、オズボーン・ヘリツアーズ(Osborne Helitours)の遊覧飛行がお勧めです。大迫力の海岸線と海上に点在する島々を眼下に望めます。
5日目:スタンリーからクレイドル・マウンテンへ
スタンリーを発ち、静けさが心地良いクレイドル・マウンテン ー セント・クレア湖国立公園へ向かいましょう。
ダイナミックな山々を眺める
世界遺産のクレイドル・マウンテン ー セント・クレア湖国立公園(Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)には、ワイルドな山脈、氷河湖、古代から残る多雨林など、見事な原生地域が広がっています。美しい自然の中を歩けるハイキングコースの「ダブ湖サーキット(Dove Lake Circuit)」は、写真撮影スポットとしても人気です。
タスマニアン・デビルの保護をサポート
デビルズ@クレイドル(Devils@Cradle)は、なかなか人前に姿を現わさないタスマニアン・デビルの保護に尽力している自然保護センターです。このセンターは日中と夜間にツアーを催行しており、夜間のナイト・ウォークでは原生地域を進みながら夜行性の動物を見ることができます。
山岳地帯を上空から俯瞰
クレイドル・マウンテン・ヘリコプターズ(Cradle Mountain Helicopters)の遊覧飛行を利用して、絶景を空から眺めてみましょう。同社は複数の遊覧飛行ツアーを催行しており、クレイドル・マウンテン(Cradle Mountain)だけでなく、ダブ湖(Dove Lake)、オーストラリアで最も深いフューリー渓谷(フューリー渓谷)、マウント・オッサ(Mount Ossa)などの上空を巡るオプションも選べます。
鏡のような湖水をカヤックで進む
澄んだ冷たい水を湛えたダブ湖ではカヤックが人気のアクティビティです。湖上からクレイドル・マウンテンの見事なパノラマを眺めましょう。一生の思い出となるはずです。ツアー会社「クレイドル・マウンテン・キャニオンズ(Cradle Mountain Canyons)」が所要時間2時間のカヤック・ツアーを催行しているので、ぜひ利用してみましょう。
ユニークな宿泊施設で熟睡
宿泊施設としては、ファミリー向けのクレイドル・マウンテン・ホテル(Cradle Mountain Hotel)やペッパーズ・クレイドル・マウンテン・ホテル(Peppers Cradle Mountain Hotel)がお勧めです。一方、ここでしか実現できないユニークな宿泊を求めている方には、水上発電を利用する湖上のポンプ施設としてかつて利用されていた建物を改装したパンプハウス・ポイント(Pumphouse Point)がお勧めです。
6日目:クレイドル・マウンテンからストローンへ
原生地域を探検する究極のアドベンチャーを求めている方に朗報です。タスマニア州の西海岸では、鉄道に乗ったり川でのラフティングに挑戦したりできるほか、大自然の中を進むクルーズ船に乗ることもできます。

クイーンズタウンでスリル満点のラフティングにトライ
クイーンズタウン(Queenstown)のキング・リバー(King River)は緑豊かな森林を蛇行しながら流れる川で、ラフティングに最適です。熟練ガイドと共にイカダに乗り、日の光を反射しながら水しぶきを上げる急流を下りましょう。途中で一休みして川沿いの土手でピクニックも楽しめます。
森の中を蒸気機関車で走り抜ける
クイーンズタウン(Queenstown)とストローン(Strahan)を結ぶ西海岸ウィルダネス鉄道(West Coast Wilderness Railway)を利用してみましょう。寒冷地に育った多雨林の中、大迫力のキング・リバー渓谷(King River Gorge)に沿って敷かれた南半球で最も急勾配のレールの上を、蒸気機関車が走ります。
大自然の中をクルーズ船で進む
ゴードン・リバー・クルージズ(Gordon River Cruises)やワールド・ヘリテージ・クルージズ(World Heritage Cruises)のツアーを利用して、鏡のように輝く水路を進みながらストローン周辺地域を探検しましょう。クルーズ船はマッコーリー・ハーバー(Macquarie Harbour)と南極海が出会うヘルズ・ゲート(Hells Gates)を通過して、静けさが心地良いゴードン・リバー(Gordon River)へと舵を切ります。続いて、かつて流刑地として利用されていたサラ島(Sarah Island)に立ち寄り、ツアーは終了となります。
ストローンの町に立ち寄る
今日最後に立ち寄るのは、ハーバービューが美しい港町のストローン(Strahan)です。この町は、世界遺産に指定されているタスマニア州西部の自然を探検する際のゲートウェイとして便利な立地にあります。ストローンに滞在中は、自然に形成された湾としてオーストラリアで2番目の大きさを誇るマッコーリー・ハーバー(Macquarie Harbour)でカヤックを楽しめます。また、タスマニア州最長のビーチとして有名なオーシャン・ビーチ(Ocean Beach)を全身で風を受け止めながら散歩するのも一案です。
7日目:ストローンからホバートへ
タスマニア州を巡る旅の最後は、豊かな自然に囲まれた村々に立ち寄り楽しいひと時を過ごしてから魅力満点のホバートへ向かう復路に就きましょう。
見事な滝を見に行く
フィールド山国立公園(Mount Field National Park)は、タジー(タスマニア州の愛称)で最も歴史ある国立公園であるだけでなく、空高くそびえる木々や見事な滝、山岳地帯の湖など、非常に多様性に富む自然が残る場所としても有名です。迫力満点のラッセル滝(Russell Falls)やホースシュー・フォールズ(Horseshoe Falls)、レディー・バロン滝(Lady Barron Falls)へと続く遊歩道を辿ってみましょう。
オーストラリアの歴史を辿る
ニュー・ノーフォーク(New Norfolk)はヨーロッパからの入植者がタスマニア州に3番目に築いた町で、オーストラリア国内でも特に古い歴史を持つパブ「ブッシュ・イン(Bush Inn)」など歴史的建造物が各所に残っています。また、アガリアン・キッチン(The Agrarian Kitchen)では地産の食材をふんだんに用いた料理が食べられるほか、料理教室にも参加できます。
既存の概念を覆す芸術に触れる
ホバート郊外にあるミュージアム・オブ・オールド&ニュー・アート(MONA)は、オーストラリア国内でも特に注目を集めているアート・ギャラリー(美術館)です。民間経営の美術館としてはオーストラリア最大の規模を誇る(そして、最も謎めいた)MONAでは、来館者を圧倒させる展示室が地下に作られています。