アリス・スプリングス ガイド

オーストラリアのアボリジナル・アートは、世界で最も古くから続いている伝統のアートです。このアート・トレイルでは、ドリームタイム（Dreamtime）の物語や古代の歴史が新旧の色鮮やかな作品に織り込まれており、それを自分の目で確かめることができます。

人里離れたアウトバックに位置するアリス・スプリングスですが、星空を眺めるには絶好の場所となることに驚きはあまりないでしょう。シャンパンを片手に、アース・サンクチュアリ（Earth Sanctuary）の天文体験で天の川の魅力をしっかりとご覧ください。

アリス・スプリングスに行ったら、カンガルー・サンクチュアリ（Kangaroo Sanctuary）を訪れて信じられないくらいかわいい孤児たちに会わないわけにはいきません。「カンガルー・レスキュー隊員」であるクリス「ブロルガ」バーンズ（Chris “Brolga” Barns）が世話をするこれらの愛らしい有袋類は感激の瞬間を保証しますが、必ず事前予約をするようにしてください。

一風変わったキャメルカップ（Camel Cup）から、マクドネル山脈（MacDonnell Ranges）をまばゆいばかりの光で埋め尽くす壮大なパーティマ・フェスティバル（Parrtjima Festival）にいたるまで、アリス・スプリングスは楽しいお祭りやイベントには事欠かない町です。イベントカレンダーのチェックをお忘れなく。

オリーブ・ピンク植物園（Olive Pink Botanic Garden）は、在来植物や野生動物の珍しいコレクションの展示があります。アリス・スプリングスとその周辺の息を呑むような景色を眺めながら、園内のトレイルをセルフガイドで散策し、その美しさに見とれてください。

「夜明けの熱気球アドベンチャー（Sunrise Hot Air Balloon Adventure）」で、最高の朝を迎えましょう。見事に光り輝くアウトバックの上空から西マクドネル山脈（West MacDonnell Ranges）を駆け巡る野生動物を眺め、それから陸上に戻り、シャンパンとトロピカルフルーツの盛り合わせに舌鼓を打ちます。

オーストラリアを代表するロードトリップとして知られるレッドセンター・ウェイ（Red Centre Way）は、真っ赤なアウトバックの中を曲がりくねりながら進みます。この壮大な旅で、古代の風景を発見し、淡水の水場に飛び込み、世界最古の生きた文化について知識を深めてください。

アリス・スプリングスで壮大な自然に出会うのは難しいことではありませんが、本当の感動を味わいたいなら、デザート・パーク（Desert Park）に向かいましょう。ここでは、自由に飛ぶバードショー、ワクワクするナイトツアー、そして驚きだらけのアボリジナル文化体験などが見どころです。 

ララピンタ・トレイル（Larapinta Trail）は、全長223kmのアウトバックの絶景の中を縫うように貫く、まさに「アドベンチャー」と呼ぶにふさわしいトレイルです。この素晴らしいルートは、日帰りでその一部区間を散策することも、ハイキングブーツを履いて究極のアウトバックの旅に出かけることもできます。

畏怖の念を抱くような壮大な景色に囲まれたアリス・スプリングスは、アウトバック観光の拠点として最適です。西マクドネル山脈の淡水の水場で遊ぶ水浴びから、古代ウルルを上空から眺める遊覧飛行まで、アリスから出発する最高の日帰り旅行をご紹介します。

爽やかなエールビールで涼を取りたいなら、ここに決まりです。レッドセンターで営業中の唯一の醸造所であるアリス・スプリングス・ブルーイング社（Alice Springs Brewing Co）ではおいしいクラフトビール、地元産の食材を使った料理、気さくな雰囲気を提供しています。

テレグラフ・ステーション・ヒストリカル・リザーブ（Telegraph Station Historical Reserve）を訪れてタイムスリップしてみましょう。ここは、ヨーロッパ人がこの地に入植した当初の場所の一つを保存する遺産保護区です。ガイド付きツアーでその歴史に浸り、ピクニックもできます。

アリス・スプリングスの中心部には、ひときわ賑わうトッド・モール・マーケット（Todd Mall Markets）があります。3月から12月の毎月第2日曜日、地元で作られたアートや工芸品、ジュエリー、編みかご、アボリジナル・アートの素晴らしい作品などを見ることができます。