
オーストラリアの自然を満喫!ノーザンテリトリーでの車旅。
オーストラリアの
ダーウィン(Darwin)の街から、美しい滝が連なるリッチフィールド国立公園(Litchfield National Park)を経て、文化あふれるキャサリン(Katherine)まで。アドベンチャー満載の旅程です。
Trip overview
知っておくべきこと
水場付近では常にワニに注意し「クロックワイズ(crocwise)」な行動を:泳いでいいのは標識等で安全エリアと明示されている場所だけです(11月~3月の雨季は特に注意が必要です)
行動の計画を常に誰かに伝えるか、緊急事態に備えて衛星電話を携帯しましょう
1日目:ダーウィン
ノーザンテリトリーの州都ダーウィンはいくつもの国立公園への玄関口ですが、トロピカルなアドベンチャーは街の中から始まっています。内陸部へ出発する前に、ダーウィンならではの体験を満喫する一日を過ごしましょう。
ダーウィンの博物館・美術館を巡る
戦争、サイクロン、そしてララキア族の物語。昔から今に至るまで、ダーウィンはいくつもの重い記憶を秘めた土地です。ダーウィンが誇る博物館、劇場、美術館の数々を通して、街の歴史を紐解きましょう。
イリエワニと間近で対面
クロコザウルス・コーブ(Crocosaurus Cove)では、オーストラリア最大級のイリエワニたちと出会えます。ケージ・オブ・デス(Cage of Death)に飛び込む勇気があれば、クロコダイルの堂々たる雄姿を至近距離で(安全に)見ることができます。
ウェーブ・ラグーンでリラックス
暖かい午後はプールでクールダウン。活気あふれるウェーブ・ラグーン(Wave Lagoon)は、ボディボード(貸出サービスあり)で人工波を乗りこなすのにも、プールサイドでゆったりくつろぐのにもおすすめです。お子様連れのファミリー向けに、水深の浅いプレイエリアも用意されています。
二次大戦期の軍用トラックでツアーに出発
戦史に関心があるなら、ヒストリー&ウォータイム・エクスペリエンス(History and Wartime Experience)へ。二次大戦期の本物の軍用トラックに乗り込んで、歴史と戦争の記憶を肌で感じる旅に出ましょう。戦前のダーウィン、歴史を彩る人物たち、そして1942年の悪名高いダーウィン空襲について学ぶことができます。
船上で見るサンセット
夕暮れのダーウィンに降りてくるパステルの空は、最高のサンセットを演出する舞台。ドリンクや軽食を完備した2時間半のチャールズ・ダーウィン・サンセット・クルーズ(Charles Darwin Sunset Cruise)で、海に溶けゆく夕日を最後の一滴まで味わいましょう。
ミンディル・ビーチ・サンセット・マーケットに繰り出す
4月~10月の木曜から日曜にダーウィンを訪れるなら、ミンディル・ビーチ・サンセット・マーケット(Mindil Beach Sunset Market)がおすすめです。豊富なフード類の屋台はダーウィンの多文化主義の反映。湯気を立てるラクサからギリシャのスイーツまで、多種多様な食文化を味わえます。
2日目:ダーウィンからリッチフィールドへ
ダーウィンからリッチフィールド国立公園(Litchfield National Park)までドライブして、ドラマチックな滝や、ワニを見に行くクルーズ、目を見張るような風景を楽しみましょう。車で手軽に回れる距離に見どころが満載。おすすめスポットをコンプリートする欲張りな一日にするのも手かもしれません。
磁石シロアリのアリ塚に目を見張る
そびえ立つ磁石シロアリのアリ塚は、リッチフィールド(Litchfield)でも特に印象的な奇観です。平野に点在する高さ2mもの構造物は、100年以上かけて形成されたもの。木道でアリ塚の間を巡りつつ、中にひそむシロアリたちの生態を学びましょう。
リッチフィールドの滝とたわむれる
水浴びにうってつけなフローレンス滝(Florence Falls)を訪れるなら、近くのブレイ・ロックホール(Buley Rockhole)もお忘れなく。園内で最も大きく、かつアクセスしやすい滝つぼを持つワンギ・フォールズ(Wangi Falls)もおすすめです。
トルマー・フォールズ・ループを歩く
滝川を巡るトレイルなら、トルマー・フォールズ・ループ・ウォーク(Tolmer Falls loop walk)が最高。楽に歩ける45分のコースで、滝を見下ろす2か所の展望台を回ります。小川や淵に彩られた道のりを経て、すばらしい見晴らしを楽しみましょう。
3日目:リッチフィールドからキャサリンへ
リッチフィールド(Litchfield)に別れを告げ、2時間半の移動を経てキャサリン(Katherine)へ。ノーザンテリトリーで3番目に大きく、アウトバックの魅力にあふれた町です。文化と自然の両方に浸る一日を過ごしましょう。
ミミ・アボリジナル・アーツ・アンド・クラフツを訪問
アボリジナルピープルがオーナーのミミ・アボリジナル・アーツ・アンド・クラフツ(Mimi Aboriginal Art & Craft)で、歴史と伝承の物語に耳を傾け、ビビッドな工芸品を見学しましょう。キャサリン周辺のアーティストたちの作品が集まるギャラリーは、地域の風景に劣らず多彩です。
クッタクッタ洞窟を探検
何百万年も前この地に形成されたクッタクッタ洞窟(Cutta Cutta Caves)。石灰岩きらめく太古のカルスト地形の只中を歩ける、オーストラリアでも数少ないスポットです。洞窟内の驚くほど多様な野生動物たちにも注目しましょう。
天然の温泉に体を浮かべる
恩水浴で体をほぐすなら、エルセイ国立公園(Elsey National Park)のビター・スプリングス(Bitter Springs)や、オパール色のキャサリン・ホット・スプリングス(Katherine Hot Springs)で。美しさに身を浸しつつ、約34°Cの温水でリラックスしましょう。

アウトバックを満喫できるショー
キャサリン・アウトバック・エクスペリエンス(Katherine Outback Experience)が4月~10月に開催するショーでは、ノーザンテリトリーのユニークな牧畜文化を最前列で体験できます。迫力ある若馬の調教や牧畜犬のデモンストレーション、そしてライブ演奏を楽しみましょう。
4日目:キャサリンからニトミルク国立公園へ
この地域の中心地であり魂でもあるニトミルク(キャサリン)峡谷(Nitmiluk (Katherine) Gorge)の魅力に触れてください。太古の砂岩が削られてできたこの神聖な峡谷の探検は、素晴らしい体験となるでしょう。固有の野生動物や、何千年も前のアボリジナルピープルの壁画、神々しいまでの絶景を楽しめます。
ニトミルク・ビジター・センターに立ち寄る
エリア探索の起点には、ニトミルク・ビジター・センター(Nitmiluk Visitor Centre)がおすすめです。この地の伝統的所有者であるジャオワン族にとってのニトミルク峡谷(Nitmiluk Gorge)の大切さを学び、周辺のツアーやアクティビティについて助言をもらいましょう。

ハイキングで景色を満喫
連なる岩の絶壁にパノラマの絶景。ハイキングブーツを履いてトレイルに繰り出すなら、ニトミルク国立公園(Nitmiluk National Park)はうってつけです。短いものから長いものまで、さまざまなコースが揃っています。水場や滝、展望台を目指して出かけましょう。
峡谷を水上から体験
ニトミルク・ツアーズ(Nitmiluk Tours)のカヌーを雇い、野生動物の姿を探しながら峡谷を行く船旅に出ましょう。サンセット・ディナー・クルーズに参加すれば、黄昏時の峡谷に映える夕日を水上で楽しめます。日が沈んだらキャンドルの灯りの下でディナーが始まります。
豪華なエコ・ロッジで眠る
シカダ・ロッジ(Cicada Lodge)で、ニトミルクの自然と文化を満喫しましょう。ニトミルク(キャサリン)峡谷のすぐ傍に佇む、100%先住民所有の豪華なエコ・ロッジです。敷地内のダイニングと豪華な部屋をお楽しみください。
5日目:キャサリンからアンブラワラ渓谷自然公園を経てダーウィンへ
冒険の最終日はダーウィンへの帰路。帰り道の車の中では、広大な北部の大地がこれまでよりもずっと鮮やかに目に映るはずです。地元で言われるように、「行ってみなけりゃわかりっこない」のがノーザンテリトリーなのです。
遊覧飛行にテイクオフ
キャサリン周辺の遊覧飛行は自由を感じる空の旅。軽飛行機やヘリコプターで空から見下ろすニトミルク峡谷は、地上からとはまったく異なる(しかし同じくらい感動的な)風景です。
アンブラワラで秘境に分け入る
アンブラワラ渓谷自然公園(Umbrawarra Gorge Nature Park)にGPSをセット。周囲に赤い崖がそびえる、野性的で人跡も稀な渓谷です。曲がりくねったトレイルを辿ってアボリジナル・アートを見学しましょう。水中を歩くこともできますが、ワニたちの動向には注意が必要です。
土地に伝わる活動を学ぶ
パダクル・アボリジナル・カルチュラル・ツアー(Pudakul Aboriginal Cultural Tours)が擁する地元のアボリジナル・ガイドたちと、リミルンガン(Limilngan)とウルナ(Wulna)の土地の伝統的な活動を実践的に学びましょう。槍投げ、かご編み、ディジュリドゥ演奏を体験し、地域に根ざす物語、文化、季節感を深く知ることができます。