オーストラリア首都特別地域、キャンベラ、バー・ロックフォード © Bar Rochford
キャンベラのおすすめのバー
隠れ家的バーに立ち寄ってマティーニ片手にソファーに腰掛けたり、手作りウィスキー・リストに目を通したり、心ゆくまでキャンベラ(Canberra)のおしゃれなバーを堪能しましょう。
原文:ジェニファー・ピンカートン
キャンベラのバー・シーンはここ数年活気に満ち溢れ、市内中心部や近郊地区に新しい店舗が続々と生まれています。オーストラリアの首都にある格別のバーから、1軒または全部選んで、くつろいだり、盛り上がったりして楽しんでみませんか。
パーラー・ワイン・ルーム
ここでちょっとアドバイス
ピクニックの用意をして、GoBoatでバーリー・グリフィン湖へ繰り出しましょう。最大8人まで載ることができ、ボートのライセンスも必要ありません。
場所:16 Kendall Ln, Acton
豪華な雰囲気の中でお酒を楽しみたいなら、パーラー(Parlour)に決まり。このワイン・バーはかつて、ニューアクトン地区(NewActon precinct)で最初のグルメ店の一つで、その変わらない贅沢な雰囲気は、しばらく長居したくなります。キルト風レザーで装飾したバーエリアは、ビロードの椅子とチェスターフィールド・ソファが点在し、正面外の緑豊かなテラスからは、ニューアクトンやその先の景色を見渡せます。パーラーの独創性ある料理、特にタパスは、上質なワインとよく合います。この店のワインリストは、有名なソムリエのピーター・ベル氏の手によるものです。
ヒッポ・コ
場所:1/17 Garema Pl, Canberra
正面がガラス張りになったヒッポ・コ(Hippo Co)のバルコニーからは、市内中心部の公共広場で、にぎやかなガレマ・プレース(Garema Place)を眺めることができます。店内には、オーナーが丹念に作り上げたアメリカ中西部を彷彿とさせる世界が広がっています。木の壁に剥製の動物が飾られ、アンティークの照明器具が天井からぶら下がり、250種類以上のウィスキーがバーの棚に堂々と陳列されています。水曜日の夜にはジャズの演奏を楽しみましょう。
ヴォスルテッド・レピール
場所:7/32 Mort St, Braddon
キャンベラの最も活気に満ちたサバーブのひとつにあるヴォスルテッド・レピール(Volstead Repeal)は、ニューヨーク・スタイルのウィスキー・バーの魅力と心地よさを備えています。かつてアメリカで酒類の販売を禁じていたたヴォルステッド法の廃止(英語でrepeal)を意味するこのバーでは、400種類以上のウィスキーを、キャンドル・ライトの中、革張りのブースでくつろぎながら味わえます。少し冒険したい気分なら、エキスパートのバーテンダーに一風変わったカクテルを作ってもらい、本格的なピザと共にゆったり楽しんでみましょう。
ジョーズ・バー
場所:69 Canberra Ave, Kingston
洗練されていながら遊び心にも満ちているジョーズ・バー(Joe's Bar)は、イースト・ホテル(East Hotel)内にあります。地元の食材を使ったイタリア料理がこのバーの名物で、特にモッツァレラと豆のアランチーニ・ボール(ライスコロッケ)がおすすめ。店内は、鮮やかな赤紫色の壁とチェーンで吊られた照明、明るい色合いの長椅子、一風変わって優雅なガラス食器の数々、大理石のバー、ところどころにあしらわれた毛皮の掛け布と、様々な装飾スタイルを組み合わせています。バー入り口の床から天井まであるコンクリート・カーテンを抜けたら、キャンベラ地方の醸造者であるファーガス・マッギー氏が選んだ、国産とイタリア産のリストからお気に入りのワインを堪能しましょう。
バー・ロックフォード
場所:First Floor, 65 London Circuit, Canberra
この街を象徴するメルボルン・ビルディング(Melbourne Building)の中の目立たないところに隠れている、バー・ロッチフォード(Bar Rochford)。表の看板では「ワイン・バー」に見えるかもしれませんが、中に入ればワイン、カクテル、ビールがすべて同等の注意を払って選ばれていることがわかります。店の雰囲気はファンキーでレトロ。居心地の良いブースに入って飲み物や料理を楽しんだり、テイスティング・メニューを試してみたりしましょう。料理は独創的であり、デザートが出されればパーティーような本当に生き生きとした雰囲気になります。
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キャンベラの人気ワイナリーへの旅
モリー
場所:Wooden Door, Odgers Ln, Canberra
元銀行の金庫室を改造したモリー(Molly)は、隠れ家的バーです。バーのウェブサイトは謎めいていて、店舗の位置を突き止めるには、ただ緯度と経度の座標があるだけ。市内中心部のホバート・プレイス(Hobart Place)にある目立たない入り口は、掃除道具入れと見間違えるかもしれません。しかし中に入れば、禁酒法時代の空間が現れます。ウィスキーを味わう夜、カクテル・レッスン、毎月開催されるジャズ演奏、隠し部屋を楽しみましょう。冬には焼き栗や温めたコニャックなどの温かいメニューも登場します。