クイーンズランド州、グレート・バリア・リーフ、レディー・エリオット島 © Tourism and Events Queensland
グレート・バリア・リーフのグレートエイトとの出会い
グレート・バリア・リーフを代表する海洋生物「グレートエイト」と出会えるスポットに出かけましょう。
グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)には1,625種の魚が生息しており、代表的な種類の一つとしてクマノミがいます。クマノミはもともとかわいい魚でしたが、ディズニー・ピクサー(Disney Pixar)の映画『ファインディング・ニモ』の影響で、サンゴ礁の生き物の間でも有名な魚になりました。サンゴ礁のほぼすべてのスポットで、シュノーケリングやダイビング中に見られますが、マグネティック島(Magnetic Island)、レディー・マスグレイブ島(Lady Musgrave Island)、グリーン島(Green Island)、ウィットサンデー諸島(Whitsunday Islands)、フランクランド諸島(Frankland Islands)、そしてヘロン島(Heron Island)などがクマノミに出会うのに最適な場所になります。
グレート・バリア・リーフの深海でダイビングして「伝説の巨大な生物」と出会ってください。本当に「巨大」です。言葉を失うほど巨大なこの生き物は、地球上で最大の軟体動物であり、時には重さが200kgを超え、殻長は4mにも達します。サンゴ礁のどこにいても、サイケデリックな色彩を目にすることはできますが、リザード島(Lizard Island)のクラム・ガーデンズ(Clam Gardens)でシュノーケリングすることは、オオシャコガイを見つける最高の方法の一つです。
翼のようなヒレを広げると最長9mもあるオニイトマキエイは、人懐っこくて遊び好きな性格をしており、サンゴ礁で最も見ごたえのある海洋生物の一種です。この威厳ある巨大な生物と一緒に泳ぐことは、別世界にいるような体験ですが、その機会に恵まれることはなかなかありません。サザン・グレート・バリア・リーフ(Southern Great Barrier Reef)のレディー・エリオット島(Lady Elliot Island)は、オニイトマキエイの生息地としても知られており、その穏やかなふるまいを体感できます。
是非見ておくべきもう一種類の魚はナポレオンフィッシュです。この特徴的な動物は、サイズも性格的にも、実物より偉大です。好奇心旺盛な性質を持つナポレオンフィッシュは、子犬のような行動を見せることがあります。このカラフルな巨大生物が後をついてきても驚かないでください。ウィットサンデー(Whitsunday)のハーディ・リーフ(Hardy Reef)は、ナポレオンフィッシュが多数生息していることで有名です。究極の出会いを体験したい場合は、ケアンズ(Cairns)からサンラバー・リーフ・クルージズ(Sunlover Reef Cruises)でムーア・リーフ(Moore Reef)に向かいましょう。
ジャガイモのように斑模様があることから名付けられたカスリハタ(ポテトコッド)も、グレート・バリア・リーフに生息するもう一種類の大型生物です。この巨大な魚は体長2m、体重は約100kgまで成長します。その大きい体にもかかわらず、カスリハタ(ポテトコッド)はフレンドリーな魚であり、ダイビングに多くの楽しみを与えてくれます。スピリット・オブ・フリーダム(Spirit of Freedom)やマイク・ボール・ダイブ・エクスペディション(Mike Ball Dive Expeditions)のいずれかでリボン・リーフ(Ribbon Reefs)のコッド・ホール(Cod Hole)に向かうと、カスリハタ(ポテト・コッド)に出会えるチャンスがあります。
世界に生息する7種類のウミガメのうち、6種類がグレート・バリア・リーフの海域に棲んでいます。この素晴らしい海洋生物を見るには、ディープ・ウォーター・タートル・ディスカバリー(Deep Water Turtle Discovery)のツアーに参加して、ハミルトン島(Hamilton Island)の周囲の裾礁を探索するのがおすすめです。バンダバーグ(Bundaberg)近郊にあるモン・レポス・タートル・センター(Mon Repos Turtle Centre)では、ウミガメの赤ちゃんが最初の一歩を踏み出すところを見ることができます(1月中旬から2月上旬まで)。
グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)の海中での最も素晴らしい体験の一つが毎年4月から11月にかけて行われています。この期間中、約25,000頭のザトウクジラが、南極大陸(Antarctica)からグレート・バリア・リーフのハービー・ベイ(Hervey Bay)まで回遊してきます。母クジラは子クジラを出産するためにこのクジラの保護区にやってきます。ブルー・ドルフィン・ツアーズ(Blue Dolphin Tours)で日帰りツアーを予約して、これらの息を呑むような動物たちを間近で観察したり、マイク・ボール・ダイブ・エクスペディションズ(Mike Ball Dive Expeditions)で、小型(それでも巨大ですが)のドワーフミンククジラと泳いだりしてみましょう。