ノーザンテリトリー、ダーウィンのエスプラネードと市内中心部 © Tourism NT
ダーウィンの移動手段
清潔で利用しやすく、料金も手頃な公共交通機関を利用して、ダーウィン周辺をスムーズに移動しましょう。
原文:マーク・サリバン
ダーウィンはオーストラリアの主要都市としては最も小さな街ですが、バス、車、自転車、そして徒歩など、旅行者はさまざまな移動手段を選ぶことができます。地元の人と同じように、気軽にダーウィンの街を移動する方法をご紹介しましょう。
ダーウィンでの移動手段
ダーウィン市内を網羅する公共バスの路線を利用するには、タップ・アンド・ライド・カード(Tap and Ride card)を購入するか、乗車のたびに車内で片道切符を購入します(現金のみ可)。
- タップ・アンド・ライド・カードは、バスの車内か(現金のみ可)、バス乗換駅で購入できます。乗車の際には、カードリーダーにカードをタッチします。
- マルチトリップ・タップ・アンド・ライド(Multi-trip Tap and Ride)カードを購入すると、最長3時間のバス旅行を10回楽しめます。
- ウィークリー・タップ・アンド・ライド(Weekly Tap and Ride)カードを購入すると、連続7日間乗り放題になります。
- 3時間有効な紙の乗車券を1枚ずつ、あるいは1日乗り放題の紙の乗車券を購入することもできます。
ダーウィンの玄関口となるのは、市内中心部からすぐのところにあるダーウィン国際空港(DRW)です。空港から市内へ向かうにはいくつかの移動手段があります。
- ダーウィン空港と市内のカジュアライナ・バス乗換駅(Casuarina Bus Interchange)の間は、公共バスで移動できます。バスは空港ターミナルの前まで入らないため、空港から主要道路に面した最寄りのバス停まで約8分歩く必要があります。空港行きバスの料金の支払いには、タップ・アンド・ライド・カードを利用するか、片道乗車券を購入してください。
- タクシー乗り場とライドシェアの乗車場所は、各ターミナルの正面にあります。案内に従ってお進みください。空港から市内までの所要時間は約15分です。
- 市内中心部行きのシャトルバスは空港ターミナルから出発します。手荷物受取所の近くにあるブルー・タクシー・カンパニー(Blue Taxi Company)のシャトル・ブースで乗車券を購入してください。
- また宿泊するホテルまでの専用空港シャトルまたはリムジン・サービスを予約する方法もあります。
オーストラリアの飛行機、電車、バス、フェリーでは、車椅子や移動支援機器をお使いの方も利用できるバリアフリー対応が整っています。
- ダーウィン空港には障害を持つお客様をサポートするサービスがあり、手荷物の取り扱いや空港内での移動、飛行機の乗り降りをお手伝いしています。
- ダーウィンの公共バスは床が低く、運転手がバスの乗降口を下げ、歩道の縁までスロープを伸ばしてくれます。
公共交通機関を利用してダーウィンを巡る方法
ダーウィンのバスの多くは、バス乗換駅間で運行されています。旅行の計画を立てるには、ジャーニー・プランナー(Journey Planner)ツールを使用すると便利です。または公式のバス・ネットワーク・マップをダウンロードしてください。
- 旅行者に一番便利なバスは、ルート4バス(route 4 bus)で、ウォーターフロントを通ってダーウィン・バス乗換駅(Darwin Bus Interchange)からカジュアライナ・バス乗換駅まで運行されています。このバスはクロコザウルス・コーブ(Crocosaurus Cove)やミンディル・ビーチ・サンセット・マーケット(Mindil Beach Sunset Market)、ノーザンテリトリー博物館・美術館(Museum and Art Gallery Northern Territory)、ファニー・ベイ刑務所(Fannie Bay Gaol)など、人気の見どころに停まります。終日10~35分間隔で運行されています。
- ストークス・ヒル・ワーフ(Stokes Hill Wharf)、ウォーターフロント地区、クルーズ船ターミナルを結ぶ無料のウォーターフロント・シャトル(Waterfront Shuttle)もあります。
ダーウィンを車で巡る
ノーザンテリトリーの州都であるダーウィン。コンパクトな都市で公共バスのネットワークが充実しているので、車を使わなくても見どころを簡単に巡ることができます。空港や市内でレンタカーを借りる場合は、宿泊するホテルで毎日の駐車料金がかかるかどうかを確認することをお勧めします。
- ダーウィン市には公共駐車場が10か所あります。1,700台以上のスペースがあり、駐車料金も手頃です。
- ノーザンテリトリーを自分で車を運転して巡るなら、キャンピングカーやモーターホームから四輪駆動車まで、さまざまなレンタカーの選択肢があります。
ダーウィンには、ブルー・タクシー・カンパニー(Blue Taxi Company)やダーウィン・ラジオ・タクシー(Darwin Radio Taxi)などのタクシー会社があります。
- タクシーは路上で呼び止めて乗ることができるほか、市内中心部のスミス・ストリート・モール(Smith Street Mall)周辺にはタクシー乗り場が設置されています。
- また、タクシー会社に電話したり、タクシー会社のアプリをダウンロードしたり、13キャブズ(13cabs)アプリやゴーキャッチ(GoCatch)アプリを使ってタクシーを予約することもできます。
主要なライドシェア・サービスのうち、ダーウィンで運営されているのはウーバー(Uber)だけですが、地元のサービスであるゴーキャッチも利用できます。
アドバイス:女性旅行者の場合は、女性ドライバーによる女性のためのライドシェア・サービスであるシーバ(Shebah)で乗車予約をすることもできます。(成人男性が認可されたチャイルドシートを必要とする子供を連れて移動する必要がある場合は、このサービスを利用できます。)
読む
ダーウィンのおすすめ宿泊施設
ダーウィンのその他の移動手段
ダーウィン市内の見どころを巡るのに便利なもう一つの方法は、ビッグ・バス・ツアーズ(Big Bus Tours)の乗り降り自由(ホップ・オン・ホップ・オフ)のバスを利用することです。1日乗車券(one-day ticket)または2日乗車券(two-day ticket)を購入できます。このバスを利用すれば、ツーリスト・インフォメーション・センター(Tourist Information Centre)から、カレン・ベイ・マリーナ(Cullen Bay Marina)やダーウィン軍事博物館(Darwin Military Museum)、ウォーターフロント地区(Waterfront Precinct)などの主な見どころのすべてに行くことができます。
ダーウィンのカレン・ベイからフェリーが2便、シーリンクによって運航されています。
- ダーウィン・ハーバー(Darwin Harbour)の西側にあるマンドラ(Mandorah)はお勧めです。フェリーで片道15分で行くことができます。
- ティウィ諸島(Tiwi Islands)へ向かうフェリーもあり、片道2時間半ほどで行くことができます。
アドバイス:フェリーの行き先であるバサースト島のウルミヤンガ(Wurrumiyanga)より先まで足を延ばす場合は、ティウィ諸島のツアーを予約する必要があります。
トロピカルな街であるダーウィンを満喫するには、ダーウィン・ハーバー・クルーズに乗るのもお勧めです。サンセット・クルーズはいつも人気があります。
- クルーズ船は、ウォーターフロント地区にあるストークス・ヒル・ワーフと、カレン・ベイ・マリーナから出発します。
シェア・サイクルやウォーキング・コースが広い範囲で整備されており、地形もほとんど平坦なので、ダーウィン周辺は自転車で快適に巡ることができます。
- 認定されているe-bike(電動アシスト自転車)またはe-scooter(電動キックボード)を借りるには、ニューロン(Neuron)アプリをダウンロードしてください。e-scooterの主な駐輪場はダーウィンのウォーターフロントと市内中心部にあります。
- 主要なバス乗換駅のほとんどには、安心して利用できる駐輪場があります。