バイロン・ベイでのんびり過ごす5つの方法
代替療法のトリートメントからビーチに面した朝食まで、バイロン・ベイ(Byron Bay)はリラックスする場所として定評があります。
原文:スー・ゴフ・ヘンリー
オーストラリアの東端、亜熱帯のニュー・サウス・ウェールズ州に位置するバイロン・ベイは、その驚くべき美しさだけでなく、文化イベントからカウンター・カルチャー視点のものまで多彩なアクティビティでも有名です。音楽フェスティバルからファーマーズ・マーケット、ヨガクラスからオーガニック健康食品、そしてあらゆる種類のスパ・トリートメントまでがそろっています。
ヨガ・クラスを受講する
バイロン・ベイ(Byron Bay)はあらゆる人に向けたヨガ体験があります。バイロン・ヨガ・センター(Byron Yoga Centre)はさまざまなヨガとウェルネス・リトリートを提供していますが、単にクラスを受講したい場合でもたくさんの選択肢があります。マタニティ・ヨガや新米ママのためのヨガなど、女性のためのヨガのクラスがあります。ヨガとピラティスを組み合わせたヨガラテス(Yogalates)もあります。バイロンヨガセンター(Byron Yoga Centre)とバイロン・ヨガ・ラウンジ(Byron Yoga Lounge)では、より伝統的なヨガのクラスを提供しています。ご参考までに、バイロン・ベイ・サーフ・クラブ(Byron Bay Surf Club)ではビーチサイド・ヨガのクラスを開催しており、波の音を聞きながら練習することができます。
海を見渡しながら冷たいビールを一杯
バイロン・ベイの最も有名なパブ、ビーチ・ホテル(Beach Hotel)は、しばしば単に「ザ・ビーチィ(the Beachy)」と呼ばれ、25年以上にわたって地元の人や観光客を迎えてきました。メイン・ビーチ(Main Beach)の黄金の砂浜とアクアマリンの海を見渡すビア・ガーデンがあり、昼夜を問わずリラックスした雰囲気を醸し出しています。おいしいコーヒーと早朝の朝食を提供しており、元気に朝をスタートできます。ビーチで日光浴、砂浜、海水浴を楽しんだ後は、ボリュームたっぷりのアフター・サーフィン・ランチやキンキンに冷えたビールで喉の渇きを潤すことができます。日曜日の午後はここで過ごせるように計画するのがおすすめです。観客の気分に合わせて音楽を演奏する素晴らしい地元のバンドがその時間にいるからです。満月がケープ・バイロン灯台(Cape Byron Lighthouse)の上に昇る時も良し、灯台の光が真っ黒な海を横切る時も良し。そうした風景は魔法のように感じられるでしょう。
とてもバイロンらしいトリートメントを予約する
バイロン・ベイは古代の火山の盆地にあって黒い黒曜石を基盤としており、一部の人々はその黒曜石が強力な活性化力をこの地域に注入していると考えています。ここは先住民アボリジニの住民、ブンジャラン族(Bundjalung)の人々にとっては、神聖な儀式と癒しの場所でもありました。今日のバイロンはオーストラリアのニューエイジの中心地であり、自然療法医、精神科医、ヒーラー、マッサージ・セラピストにとって魅力的な場所なのです。ゆえに、バイロンではタロットや手相と占星術のリーディングだけでなく、リフレクソロジー、虹彩学、キネシオロジーおよびレイキ療法のサービスを見つけることができます。また、瞑想、ベリーダンス、ドラミングのワークショップや、アロマテラピー、音楽とアートセラピーのセッション、オーラリーディング、そして量子アラインメント療法も提供されています。また、この地域のデイ・スパでは、あらゆる種類のフェイシャルトリートメント、スクラブ、パックを利用できます。もちろんマッサージも指圧、アーユルヴェーダからスウェーデン式オイルマッサージ、タイ式マッサージまでそろっています。バイロン・メディスン・ホイール(Byron Medicine Wheel)では、さまざまなサイキック・リーディング、ヒーリング、そしてマッサージを提供しています。この場所でお探しのものが提供されていない場合、セラピストに聞けば誰がそのサービスを行っているか教えてくれます。
ケープ・バイロン・トラック(Cape Byron Track)を歩く
ケープ・バイロン・ウォーキング・トラック(Cape Byron Walking Track)はバイロンを訪れるすべての人が訪問先としてリストアップしており、見逃すことができないほど美しい場所です。クラークス・ビーチ(Clarkes Beach)を見下ろすビーチ・レストラン(Beach Restaurant)でゆったりと朝食を食べるところから一日を始めましょう。その後、有名なサーフィン・スポット、ザ・パス(The Pass)までビーチをゆっくりと散策してみましょう。そこからこのトラックに入り、3.7kmの環状ルートを進みましょう。風にゆらぐバンガロー・パームやカンガルーの草原を渡り、美しいワテゴス(Wategos)と小さなワテゴス・ビーチ(Wategos beaches)を通って、ケープ・バイロン・ヘッドランド(Cape Byron Headland)の先端まで出ます。そこがオーストラリア本土の最東端です。終点は、築100年の白塗りのバイロン・ベイ灯台(Byron Bay Lighthouse)です。灯台に上ると、南にタロー・ビーチ(Tallow Beach)沿いの壮大な景色を見渡すことができます。そして東は太平洋の大海原、西はサトウキビ、マカデミアナッツや酪農場が点在する石灰緑色の平野を越えて熱帯雨林で覆われた丘陵地帯までの展望が広がっています。カメ、イルカ、アカエイ、そして冬の間はザトウクジラを探してみましょう。彼らが海岸近くまで侵入していると、呼吸音が聞こえてます。
ピッグハウス・フリックス(Pighouse Flicks)でのんびり過ごす
バイロン・ベイのミニシアター、ピッグハウス・フリックス(Pighouse Flicks)のカスタムされた心地よいソファー(最前列には寝転がれる席もあります)でリラックスしましょう。元豚舎を改装したリラックスした雰囲気の中、アートシアター系と海外の映画を上映しており、同じ場所には美味しいクラフト・ビールが飲めるバイロン・ベイ・ブリュワリー(Byron Bay Brewery)もあります。地元で醸造されたビールと地元産の食材を使った最新のパブ料理を楽しんだ後は、隣にある映画館で映画を楽しみましょう。この場所はいまだバイロン・ベイのエキセントリックな精神を伝えており、元はバイロン・ベイ・ブルースフェスト(Byron Bay Bluesfest)の会場でした。バイロンに長く滞在したい場合は、アーツ・ファクトリー(Arts Factory)というバックパッカー向けの素晴らしいロッジも敷地内にあります。