ホバートの美味しいコーヒー店
ホバートは小さな町ですが、コーヒーに関してはパンチの効いた店が揃っています。歴史的な通りを散策すると、あちらにもこちらにも素敵なカフェが見つかります。その中で最高の一部をご紹介しましょう。
原文:キャロリン・ビーズリー
ホバート(Hobart)は、メルボルンに続いて、オーストラリアで最もコーヒー文化が盛んな場所の一つです。風の強い冬の朝に、体を温めてくれる濃いシングル・オリジンのコーヒーを片手にだらだらと時間を過ごすときも、暑い夏に身が引き締まるようなアイスコーヒーで体をシャキッとさせるときも、ホバートにはぴったりのカフェがあります。
ピジョン・ホール・カフェ
場所:93 Goulburn St, West Hobart
ピジョン・ホール・カフェ(Pigeon Hole Café)は、農業を営むリチャードとベリンダのウェストン夫妻が、環境に配慮した自分たちの農場でとれた作物を味わってもらうために始めたカフェで、正真正銘の産地直送が自慢です。ポレンタブレッドに載せたスモーキービーンズや、ピリッと辛いトマティーヨ・ベルデをお試しください。コーヒーに乳成分を含まないミルクがほしいなら、4種類からお選びいただけます。ウェストン夫妻手作りのジャムや、受賞歴のあるスモークパプリカを試して、気に入ったら1瓶持ち帰るといいでしょう。
ピルグリム・コーヒー
場所:48 Argyle St, Hobart
ピルグリム・コーヒー(Pilgrim Coffee)は、2018年の火災で被害を受けましたが、2020年後半にリニューアルオープンしました。新しいスペースには特別な思いが込められています。むき出しのレンガの壁は、街の中心部に位置するこの建物の歴史を物語るものです。ピルグリムでは、センソリー・ラボ・コーヒー・ロースターズ(Sensory Lab Coffee Roaster)によるハウスブレンド、毎日6個以上のシングル・オリジン・コーヒーをローテーションしたロースターが特徴の、オーストラリアのローストコーヒーを提供しています。少し冒険をして、さまざまな抽出方法のコーヒーを試してみましょう。焼きたてのフォカッチャや評価の高い豚バラ肉のサンドイッチをあわせるのもいいですよ。
ロスト・フレイト
場所:ウェリントン山、ウェリントン公園
ロスト・フレイト(Lost Freight)は、輸送用コンテナを利用したカフェで、クナニ(kunanyi)/ウェリントン山(Mount Wellington)の中腹のスリー・スプリングス(Three Springs)にあります。屋外のピクニックテーブルに座り、ホバートの景色を楽しみながら、地元のジンマ(Zimmah)が焙煎したコーヒーを味わいましょう。甘いお菓子や軽いランチを食べた後は、さらに高くまで山を登ったり、森の中のトレイルをハイキングしたり、それぞれに楽しむことができます。
ストレート・アップ・コーヒー + フード
場所:202a Liverpool St, Hobart
ストレート・アップ・コーヒー + フード(Straight Up Coffee + Food)では、コーヒーにもフードにもちゃんと意味があります。健康に良いものばかりを店内で調理しているのです。コーヒーはストレート・アップ・ロースターズによる自家焙煎で、シングル・オリジンの豆とブレンドが何種類か交代でメニューに登場します。街中のこのカフェでは、グルテンをまったく含まないベジタリアン料理を提供し、ビーガンの人々にも豊富な選択肢があります。オーナーは、段ボールから食品廃棄物まであらゆるものを堆肥として利用しています。もちろん、持ち帰り用のパッケージには分解可能な素材が使われています。
シューボックス・カフェ
場所:211A Elizabeth St, Hobart
ノース・ホバート(North Hobart)(地元では「ノーホー」(NoHo))地区にあるこの一風変わったカフェでは、地元で焙煎したカスタム・ブレンド・コーヒーと、シングル・オー( Single O)のシングル・オリジン豆を主に提供しています。シューボックス・カフェ(Shoebox Café)の食事メニューは韓国料理と日本料理を融合したもので、グルテンフリーやビーガンのオプションも充実しています。倫理的に育てられた北京ダックのセサミパンケーキ包みをお試しください。
ジンジャー・ブラウン
場所:464 Macquarie St, South Hobart
サウス・ホバートで人気のジンジャー・ブラウン(Ginger Brown)は、いつ行っても風味豊かな濃いコーヒーを飲ませてくれます。さらに窓際の席からは、クナニ/ウェリントン山の雄大な眺めを楽しむことができます。何か食べたい気分のときには、ラズベリーマスカルポーネとレモンカードを使った自家製クランペットのようなスペシャルメニューや定番のシナモンホットケーキに、ブルーベリーのコンポート、ダークチョコレートのガナッシュ、新鮮なベリー類を添えてみてはいかがでしょう。
ダンディー・レーン・フード・アンド・スペシャルティ・コーヒー
場所:10/138 Collins St, Hobart
市の中心部に位置するダンディー・レーン(Dandy Lane)では、素晴らしいコーヒーを味わえます。毎週、ブラックには定評あるヴィリノ(Villino)・シングル・オリジンが、ミルクコーヒーにはヴィリノ・シナジー(Villino Synergy)が提供されます。バッチブリューとコールドブリュー、それにアイスラテもあります。朝食とランチメニューには、ホウレンソウ、ポーチドエッグなど、さまざまなオプションを添えたダンディー風ロティを用意しています。勇気があるなら、マクドナルド風のパテとチーズコロッケ、ベーコンジャム、マヨネーズをたっぷり詰め込んだボリューム満点のマックダディバーガーをお試しください。
ジャックマン・アンド・マクロス
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ホバートの隠れた見どころを探索する
場所:57 Hampden Rd, Battery Point
ジャックマン・アンド・マクロス(Jackman & McRoss)はホバートを代表するカフェで、最近は3つの支店を展開しています。本店は歴史的な地区バッテリー・ポイント(Battery Point)にあり、朝の散歩の途中に立ち寄るのも楽しみです。晴れた日には、外の席に座って、コーヒーと焼きたてのパンやケーキを味わいながら、ゆったりとした時間を過ごしましょう。朝食のメニューにはホタテやワカメのパイもあり、高い評価を得ています。
マシン・ランドリー・カフェ
場所:12 Salamanca Square, Battery Point
すべての旅行者に必要なものが2つあります。美味しいコーヒーと清潔な服(少なくとも時折は)です。マシン・ランドリー・カフェ(Machine Laundry Café)は、その両方を一度に満たすことができる場所として、1997年以来、ここサラマンカ・スクエア(Salamanca Square)でクリーニング業とカフェを営んできました。カフェでは、独自ブレンドのコーヒー豆と地元のサプライヤーを使用して、グリルチキン、ベーコン、サラダ、スパイシーなピーナッツソースを詰め込んだファットボーイロティなど、食欲をそそるフードメニューを用意しています。