オーストラリア首都特別地域、キャンベラ、エインズリー山からの眺め © Rob Mulally for VisitCanberra
キャンベラの移動手段
キャンベラの効率的で利用しやすく、料金も手頃な公共交通機関をご案内します。
原文:マーク・サリバン
オーストラリアの首都であるキャンベラは、ほとんどの主要都市よりも規模こそ小さな街ですが、バス、ライト・レール、車、自転車、徒歩など、旅行者が利用できる移動手段がいくつもあります。キャンベラの街を簡単に移動する方法を紹介します。
キャンベラでの移動手段
キャンベラの公共バスとライト・レールのネットワークを利用するには、マイウェイ・リチャージ・エージェンツ(MyWay Recharge Agents)のマイウェイ・カード(MyWay card)を購入してください。また、一部のバス停、ライト・レールのすべての停留所、キャンベラ空港でプリペイド乗車券を購入することもできます。マイウェイ・カードを利用すると、1日の運賃の上限額が自動的に適用されます。
- 利用できるバスやライト・レールを調べる際にはジャーニー・プランナー(Journey Planner)・ツールが便利です。
- 乗車の際には、交通機関のカードリーダーにマイウェイ・カードをタッチします。降車の際にも必ずタッチしてください。
キャンベラの玄関口となるのはキャンベラ 空港(CBR)で、市内中心部から車で約15分のところにあります。空港から市内へ向かうにはいくつかの移動手段があります。
- キャンベラ空港から市内へ行くには、公共バスが便利です。R3のバスは、空港からキャンベラの市街地にあるシティ・インターチェンジ(City Interchange)までの間を結んでおり、平日は約15分おき、週末は30分おきに運行されています。この空港バスの料金の支払いには、マイウェイ・カードを利用できます。
- タクシー乗り場とライドシェアの乗車場所は、各ターミナルの正面にあります。案内に従ってお進みください。
オーストラリアでは、飛行機、電車、バス、フェリーは移動支援機器を使用するお客様が利用できるようバリアフリーに対応しており、また聴覚や視覚に障害のあるお客様向けのサービスもあります。
- キャンベラ空港には障害を持つお客様をサポートするサービスがあり、手荷物の取り扱いや空港内での移動、飛行機の乗り降りをお手伝いしています。
- キャンベラのライト・レールの駅にはスロープがあり、また乗車する際にサポートが必要なお客様専用の待合室があります。
- キャンベラのバスの大半はバリアフリー対応になっています。運転手がバスの乗降口を下げ、歩道の縁までスロープを伸ばして乗車しやすくしてくれます。
- タクシーの場合は、車椅子対応タクシー(Wheelchair Accessible Taxi)サービスに電話して(電話番号は139 287)、車椅子に対応できるタクシーを事前に予約する必要があります。
- 市内にはバリアフリーに対応した宿泊施設、レストラン、アクティビティがあります。
公共交通機関を利用してキャンベラを巡る方法
キャンベラには市の中心部と他の主要な地域の間を運行する、様々なバス路線があります。ルートを調べる際にはジャーニー・プランナー(Journey Planner)・ツールが便利です。
ライト・レールは市内の幹線道路であるノースボーン・アベニュー(Northbourne Avenue)を通り、人気のあるいくつかのホテルと、レストラン街であるディクソン(Dickson)やブラッドン(Braddon)、市の中心部を結んでいます。ライト・レールではマイウェイ・カードを利用できます。
キャンベラを車で巡る
キャンベラの市内中心部とその周辺には、見逃せない場所がいくつもあります。車を運転してキャンベラを巡るのは、自分のペースで見どころを巡りやすい方法です。
空港と市内のどちらにもレンタカー会社があるので、車は簡単に借りられます。
宿泊施設に駐車場がない場合でも、市内各地に有料または無料の駐車場がたくさんあります。
キャンベラには、ACTキャブズ(ACT Cabs)や キャンベラ・エリート(Canberra Elite)など、タクシー会社が何社もあります。
- タクシーは路上で呼び止めて乗ることができるほか、市内中心部にタクシー乗り場が設置されています。
- また、タクシー会社に電話したり、タクシー会社のアプリをダウンロードしたり、13キャブズ(13cabs)アプリやゴーキャッチ(GoCatch)アプリを使ってタクシーを予約することもできます。
- 車椅子に対応できるタクシーが必要な場合は、車椅子対応タクシー(Wheelchair Accessible Taxi)サービスに電話して(番号は139 287)、事前に予約する必要があります。
キャンベラではウーバー(Uber)、オーラ(Ola)、ディディ(DiDi)などの大手のほか、地元のゴーキャッチ(GoCatch)といったライドシェアのサービスを利用できます。
アドバイス:女性旅行者の場合は、女性ドライバーによる女性のためのライドシェア・サービスであるシーバ(Shebah)で乗車予約をすることもできます。(成人男性が認可されたチャイルドシートを必要とする子供を連れて移動する必要がある場合は、このサービスを利用できます。)
ガイド付きツアーを利用して、キャンベラでの時間を有効活用しましょう。お勧めとしては、キャンベラ・ガイデッド・ツアー(Canberra Guided Tours)で人気のハイライト・オブ・キャンベラ・ツアー(Highlights of Canberra Tour)や、キャンベラ・ワイン・ディストリクト(Canberra Wine District )のツアーなどがあります。
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キャンベラのその他の移動手段
好きな場所で乗り降りできる(ホップ・オン・ホップ・オフ)レッド・エクスプローラー・ループ・バス(Red Explorer Loop Bus)を活用しましょう。このバスはキャンベラ・ミュージアム&ギャラリー(Canberra Museum & Gallery、CMAG)から出発して、戦争記念館(War Memorial)、国立美術館(National Art Gallery)、旧国会議事堂(Old Parliament House)などの主要な見どころに停車します。
バーリー・グリフィン湖(Lake Burley Griffin)を巡るクルーズに参加すると、楽しみながらキャンベラについての理解を深めることができます。毎日催行されるレイク・バーリー・グリフィン・クルーズ(Lake Burley Griffin Cruises)による電動ボートのツアー、週末の観光ツアー、MVサザン・クロス(MV Southern Cross)による定期的なランチ・クルーズやディナー・クルーズに参加してみてはいかがでしょう。
キャンベラでは公道沿いのシェア自転車専用道と自転車専用レーンが広範囲に整備されているため、サイクリングを安全に楽しむことができます。
- ビーム(Beam)またはニューロン(Neuron)からアプリをダウンロードすると、キャンベラにある電動スクーターのシェア・サービスを利用できます。
- エアーバイク(Airbike) アプリをダウンロードすると、市内中心部に設置されている共用の自転車やe-bike(電動アシスト自転車)を利用することができます。
- レガッタ・ポイント(Regatta Point)にあるキャンベラ・アンド・リージョン・ビジターズ・インフォメーション・センター(Canberra and Region Visitors Information Centre)で自転車や電動スクーターを借りることもできます。
アドバイス:ジャーニー・プランナー・ツールを利用すれば、最適なサイクリング・ルートを探したり、エアーバイクの共用自転車がある場所を確認したりすることができます。