Fitzroy Island, Queensland © Tourism and Events Queensland
グレート・バリア・リーフの秘密の島々
オーストラリアのよく知られた島から離れた場所に、エイと一緒に泳ぐことができる小さなコーラル・ケイや、島全体を独占できるリゾートがあります。
原文:ポール・チャイ
グレート・バリア・リーフには訪れるべき島がたくさんあります。鳥類がたくさんいる野生の天然ケイ、難破船に囲まれた民営の島、そして、本当に漂流したように感じる離島などです。キャンプ、日帰り旅行、リゾートでリラックスなど、何をするにしても、グレート・バリア・リーフで最適な島を見つけました。
リザード島
リザード島(Lizard Island)は、24の白砂のビーチと隠れたラグーンがある自然のパラダイスです。それらすべてはオーストラリアの最北にあるリゾート島で探索できます。リザート島はその名前を、1,000ヘクタールの国立公園を歩き回る野生のオオトカゲ(オーストラリア産のトカゲ)から取っています。また熱帯性の鳥や多くの海洋生物もいます。ヤシに囲まれたリザード島リゾート(Lizard Island Resort)では、ゲストは日没時にプライベート・ビーチでピクニックを楽しんだ後に、40部屋ある豪華なスイートの一つでくつろぎます。
ハガーストーン島
グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)の北にある個人所有のこの島には、自給自足の高級エコリゾートがあり、たくさんのアイランド・トレイルを探検できます。周辺の海域には、難破船や第二次世界大戦の人工遺物、素晴らしい海洋生物で有名なサンゴ礁があります。ハガーストーン島リゾート(Haggerstone Island Resort)はゲストを少数に抑え(通常10人未満)、訪問者は流木や材木で作られた草ぶきのバリ式母屋の周りに配置されたハイエンドの小屋の一つに滞在します。
ヘロン島
ヘロン島(Heron Island)はウミガメが産卵に来るコーラル・ケイであり、無数の海鳥の生息地です。それらすべては島のインフォメーション・センターで調べることができます。ヘロン島リゾート(Heron Island Resort)は非日常を満喫する機会を提供します。テレビはありません。サトウキビで作ったたくさんの長椅子とオープンプランのデザインだけです。したがって、ライブで野生動物のドキュメンタリーを玄関から見ることができます。
オーフィアス島
ヘリコプターでオーフィアス島リゾート(Orpheus Island Resort)に到着すると、暖かい歓迎と素晴らしい裾礁ダイビングが待っています。何千もの熱帯魚たちが、宿泊している場所のすぐ近くに生息しています。島の小さなボートを借りて、お弁当を持って、たくさんある隠れた入り江に行くことで、その地域を探検できます。宿泊施設は、ナチュラルな雰囲気に飾り付けされた、海岸に面している一軒家で、サンゴ海が見えるプライベート・テラスがついています。
フィッツロイ島
タートル・リハビリテーション(turtle rehabilitation)センター、野生のマングローブ、透き通った水があるフィッツロイ島(Fitzroy Island)は、本土からフェリーでわずか45分、ケアンズ(Cairns)海岸沖の便利な場所にあります。フィッツロイ島リゾート(Fitzroy Island Resort)は、短期滞在できるアパートメントとビーチ小屋がある家族向けの保養地です。また島のキャンプ場でキャンプをすることができるので、クイーンズランド州民に人気のリゾート地となっています。
パンプキン島
サンゴ海でザトウクジラと一緒に漂ったり、ビーチ・ヨガにふけったり、またはクイーンズランド州(Queensland)北部のカプリコーン・コースト(Capricorn Coast)で夕日を眺めたりしましょう。自炊設備のあるパンプキン島エコリゾート(Pumpkin Island Eco Resort)には7つの小屋しかありません。そのうちいくつかは、プライベート・ビーチ付きです。予約すれば、このグレート・バリア・リーフの島を家族や友達だけで貸し切りにできます。
レディー・マスグレイブ島
中心部に保護されたラグーンがある美しい島、レディー・マスグレーブ島(Lady Musgrave Island)は、ブリスベン(Brisbane)から車で北に4時間のバンダバーグ(Bundaberg)から日帰り旅行で探検できます。これは野鳥観察者のための島です。サンゴ礁に棲む鳥類の70パーセント以上がカプリコーン・バンカー・グループ(Capricorn Bunker Group)の島に生息しています(マスグレーブ島はその一部です)。巨大な貝、熱帯魚、ウミガメとダイビングすることもできます。
レディー・エリオット島
グレート・バリア・リーフの最南端にあるコーラル・ケイで、バンダバーグの街の海岸沖にあるレディー・エリオット島エコリゾート(Lady Elliot Island Eco Resort)では、オニイトマキエイと一緒に泳げることが大きな魅力です。この控えめなリゾートでは、関心は自然の環境です。透明な海の中の視界は素晴らしく、ウミガメの赤ちゃんが海岸の砂の中から這い出して、海に戻っていくのを見つけられるかも知れません(2月から5月)。
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グレート・バリア・リーフで環境に配慮した休暇を過ごす方法
ノース・ウェスト島
冒険好きな人たちは、一年中キャンプ可能なノース・ウェスト島(North West Island)に惹きつけられます。そこにあるのは、自然の驚異に満ちたサンゴ礁と滞在用のテントだけ。自然と隣り合わせになることで、本当に孤島に置き去りにされたような気分を味わえます。地域最大のコーラル・ケイであるノース・ウェスト島は、カプリコーニア・ケイズ国立公園(Capricornia Cays National Park)の一部で、キャンパーは熱帯林で散歩したり、海鳥の巣作りを見たり、ダイビングをしたりすることができます。
フランクランド諸島
グレート・バリア・リーフの一部の島では、時間が止まっているように見えます。フランクランド諸島(Frankland Islands)はまさにそのような島です。島は完全に無人で、植物に覆われており、豊かなサンゴ礁に囲まれています。フランクランド諸島のリーフクルーズ(Frankland Islands Reef Cruises)で、森林が並んだムルグラブ川(Mulgrave River)を下る日帰りツアーに参加して、フランクランド諸島に訪れることができます。到着したらビーチからすぐに、美しい色合いのサンゴ礁や熱帯魚に囲まれてシュノーケリングを楽しめます。亀を追って水の中を一緒にシュノーケリングしてみましょう。時期があえば、マンタや鯨を見つけることもあります。
キャンプ島
自分だけのプライベートアイランドでの休暇を夢見たことがあるなら、キャンプ島がその夢を叶えます。ウィットサンデー諸島(Whitsundays)の最北端から2番目の島にあるキャンプ・アイランド・ロッジ(Camp Island Lodge)は、アボット・ベイ(Abbot Bay)からわずか3kmです。プライベートリゾートは最大8人まで収容可能で、ウォータースポーツ、釣り、テニスの試合など、自由にご利用いただけます。プライベートシェフに地元の食材を使った料理を作ってもらうこともできます。