クオッカのベストな写真を撮る方法

原文：エイミー・フレイザー

その愛らしい笑顔から「地球上で最も幸せな動物」と呼ばれるクオッカ。ロットネスト島（Rottnest Island）を訪れたら絶対に目にしたい生き物です。人懐っこい性質で写真映えするポーズを取ってくれる小さな有袋類。最高にかわいい写真を撮ることができ、当然のことながらソーシャルメディアのスーパースターになっています。カメラの準備は大丈夫ですか？ここでは満足のいくクオッカの写真を撮るための6つのヒントをご紹介します。

1.適度な距離を取る

クオッカは笑顔がかわいく、人懐っこいことで抜群の人気があります。さらに好奇心が旺盛で、まるで挨拶をするように近づいてきます。クオッカを見つけたら、目線が同じような高さになるようにしゃがんで、自分のところに寄って来るのを待ちましょう。まるで魔法のような瞬間なので、つい夢中になりがちです。しかしクオッカはかわいいものの、野生動物であることを忘れないでください。必ず十分な距離を取って、決して触れないよう注意してください。満足できる一枚を撮るには、自撮り棒や広角カメラを上手に使って、近づき過ぎずにシャッターを押しましょう。

2.夕方が狙い目

クオッカは暑い気候の土地に生息しているため、日中はかわいい姿で眠っている傾向があります。通常は日陰の場所です。写真をうまく撮るコツは、クオッカが目を覚まして食べ物を探し始める午後4時から5時頃までの間にカメラを構えることです。フワフワとした毛皮に包まれたクオッカは夜明けと夕暮れ頃にも行動するので、夕日を眺めているときに突然現れることもあります。

3.油断することなく周囲を探す

ロットネスト島には約1万匹のクオッカが生息しているので、見つけるのは難しいことではありません。また島のあちこちに生息しているので、遠くまで歩いて行かなくてもクオッカの笑顔を撮影できるチャンスがあります。最もよいのは、集落周辺の草地（クオッカのお気に入りの溜まり場の一つ）を探してみるか、自転車を借りて島を巡ってみることです。ロットネスト島の美しいビーチや湾を散策しているうちに、少なくとも何匹かは見つけられるでしょう。

4.葉っぱを食べている写真を撮る

クオッカはいろんな意味で独特の個性を持っていますが、その笑顔がたまらなくかわいいと人気です。好奇心旺盛な様子で人を見上げる様子や、好物の葉っぱをむしゃむしゃ食べている様子はとてもかわいいもの。この瞬間を待って写真を撮りましょう。とっておきの写真になります。クオッカの本来の食べ物である葉っぱを与えることで笑顔を引き出すことは問題ありませんが、人間の食べ物は絶対に与えないでください。

5.静かにする

クオッカを見つけたら、思わず「あっ」と叫びたくなるかもしれません。しかしクオッカは臆病な動物なので、できるだけ静かに接しましょう。こちらが静かにしているほど、クオッカの笑顔が続くチャンスが高まります。これもクオッカの究極の写真を撮るコツです。撮影が済んだらカメラをしまって、クオッカと過ごす時間を楽しみましょう。

6.繁殖期に訪れる

心が揺さぶられるほどクオッカが好きなら、母親と生まれたばかりの子供が一緒にいる様子を想像してみてください。秋（4月と5月）に訪れると、赤ちゃんクオッカが母親のお腹の袋から顔を出している姿が見られるかもしれません。今までで一番素敵な写真を撮影できるチャンスです。ただし、クオッカの親子とは十分な距離を保つことが必要です。忘れないでください。